院長 林からのご挨拶

継がなくてもいいと言われたからこそ追いたくなった背中

私の父は歯科医院を営む歯科医師です。私がまだ小さい頃、一緒に街を歩けば「先生」と笑顔で話しかけられる父の姿を見て、私もこんな風に愛される人になりたいと、密かに父の仕事に憧れを持っていました。しかし、初めて将来の話をしたとき、父からは意外な言葉が返ってきました。「別に歯医者にならなくてもいい」と。

その頃は気にも留めていませんでしたが、進路を決めようと本気で考えたとき、人の健康を左右する歯科医師という仕事は、「覚悟がなければ出来ない仕事」なんだと、父が言いたかったことを理解できました。

チーム医療に魅せられ選んだ医療センターでの学び

そんなテニス部での経験から、研修先はたくさんの医療人が働く淡路医療センターを選びました。

医療センターには重篤な患者や緊急を要する患者が毎日列を作っており、その対応に追われながらも歯科の医療分野における重要性を学びました。

特に医長はおおらかで指導熱心、外科の技術も高く、さまざまな治療にチャレンジする機会を頂き、自分の目指すべき歯科医師像を見せていただきました。