歯の矯正はしない方がいい?矯正をするべき人との違い

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「矯正はしない方がいい」は本当?

矯正をしないほうがいい理由

「歯並びは気になるけれど、矯正はしない方がいいと聞いて迷っている」という疑問を抱える方は少なくありません。歯並び矯正をした方の体験として「矯正して後悔した」「やらなければよかった」という声も実際にあります。

歯並び矯正をしない方がいいとされる大きな理由は「想像以上の痛みや治療中の制限」などの治療中のトラブル、「矯正進めるうちに治療費用がどんどん嵩んでいった」という費用に関する後悔などが多く挙げられます。

また、体験談を差し引いても、歯並び矯正は基本的に自由診療であり、治療が完了するまで2〜5年程度かかる長期間の治療のため、するかしないかは慎重に検討することが望ましいです。

矯正治療を始めて後悔している女性

機能性・健康を高める矯正治療

歯の状態や個人の経験からくる「矯正をしない方がいい」という意見を否定することはできませんが、「矯正治療をするべき歯並び」がある事も事実です。歯並びと咬み合わせは、食べ物を噛み砕く機能、歯磨きのしやすさ(清掃性)、特定の歯や顎関節にかかる力のバランス等のお口全体の健康と直接つながっています。矯正すべき歯並びをそのまま放置すると、歯並び以外の面で不調やトラブルが起こり、長期的に見ると矯正治療が最善の治療の選択肢になることがあります。

そのため、矯正をするかどうかは、単に「歯の見た目を綺麗にする」「費用を抑える」といった観点だけではなく、「将来のお口の健康リスクにどう向き合うか」という判断でもあります。当院では、自身の歯並びにどのようなリスクがあるのか、矯正治療をするうえでどのようなメリットとデメリットがあるのか、矯正を始める前にしっかり診査して患者様にお伝えしています。

歯並び矯正をして笑顔になった口元
矯正治療のカウンセリングをする歯科医師

この記事の監修

なんばアップル歯科 歯科医師

有馬ありま 裕貴ひろき先生

矯正治療は、費用も期間もかかる大きな決断です。だからこそ、良い面だけを並べて治療をすすめるのではなく、デメリットやリスク、そして「今は矯正をしないほうがいい」ケースがあることも含めて、正直にお伝えするべきだと考えています。

このページでは、矯正治療のデメリットとメリット、矯正をしなかった場合に起こりうるリスクを比較しながら整理しています。最終的に矯正をするかしないかを決めるのは患者様ご自身です。その判断が後悔のないものになるよう、材料のひとつにしていただければと思います。

歯並び矯正をしないほうがいい理由

矯正治療のリスク

歯並び矯正治療は見た目の改善・歯の機能性の改善・長期的な健康など、得られるメリットが多い治療である一方で、長い治療期間・治療中のやむを得ないトラブルなど、歯科医師・患者様双方にとって簡単な治療ではありません。

矯正治療で得られるメリットばかりを見て矯正を始めてしまうと、矯正中のお悩みで嫌な思いをしてしまう可能性がありますし、デメリットばかりを見て矯正を避けていると、矯正をした方が良い歯並びでも適切に対処できずに別のトラブルが起こってしまう可能性もあります。

矯正治療のメリットとリスクを天秤にかけるイメージ

想像以上の痛みや違和感、生活への制約がある

歯並び矯正の仕組みとして、歯を動かすために強い引っ張りの力を加えるため、矯正の始めたてには痛みや継続的なストレスが〜1週間程度続く場合があります。加えてワイヤー矯正では、矯正器具を取り付けるための金属製のバンドの装着や、ワイヤーや器具によるお口の粘膜の傷など、避けては通れない副次的な痛みも多くあります。

装着時の痛みが少ないとされるマウスピース型の矯正装置でも、発音の変化による違和感や、ほとんど1日中装置を着けておかなくてはならない煩わしさ、装着中の飲食制限など、生活面で大きな制約がかかるため、矯正を始めてから後悔してしまうケースも少なくありません。

矯正装置の痛みや違和感に悩む女性

想像以上に費用がかさんでしまった

歯並び矯正は基本的に自由診療であり、治療費用は全て患者様が負担する必要があります。費用を抑えた矯正治療のプランを選ぶ事もできますが、治療方法は「実際に歯並びを治すことができるかどうか」が最も大切なため、歯科医師の診断によってご提案する場合が多いです。そのため、最も費用負担が少ないプランや見た目が良い器具を、患者様主導で必ず選べる訳ではありません。

その上で、矯正治療を始めた後に「うまく歯が動かない」「想定以上に期間が延びる」など、治療費用を追加で頂かなければいけないケースもあり、最初に想定した治療費より数万円〜十数万円高くなってしまう場合もあります。

想定より嵩んでしまった治療費用のイメージ

治療中の虫歯・歯周病リスク上昇

矯正装置が付いている間は歯磨きの難易度が上がり、磨き残しが増えると、むし歯や歯肉炎のリスクが高まります。歯並びを整えるための治療期間中に、かえってお口の環境が悪化してしまっては本末転倒です。だからこそ、矯正中は通常以上に丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的なクリーニングの併用が欠かせません。

ワイヤー矯正装置のブラケットのクローズアップ写真

矯正治療後のアフターメインテナンスの多さ

矯正治療には、歯の根が短くなる歯根吸収や歯茎が下がってしまう歯肉退縮など、矯正治療を行ううえでのリスクもゼロではありません。また、矯正治療は歯の位置が整ったら終わりではなく、整った位置に固定させる「保定期間」が必要となります。矯正後に歯の位置を固定させなければ、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こり、せっかくの矯正治療が無駄になってしまいます。

矯正治療後の保定装置のイラスト

歯並び矯正ができない・しなくてもよいケース

歯並び矯正をしないほうが良い方

結論としては、すべての方に矯正治療が必要なわけではありません。歯並びの乱れがごく軽度で、清掃性にも咬み合わせにも問題がなく、見た目がそれほど気にならないのであれば、急いで矯正をする必要性は高くありません。また、歯並び矯正をしても様々な事情により歯が動かない場合があり、矯正自体が難しいケースもあります。

つまり、矯正治療をした方が機能的・審美的な改善ができる方もいる一方で、積極的に矯正治療を進める必要がない歯並びや、矯正治療ができない状態もあるという事です。ただし、矯正治療が必要かどうか検査した上で、本人が希望しているかどうかが大切です。ご自身の歯並びが気になる場合は、一度お近くの歯科医院で正確な診断をしていただくことをお勧めします。

歯科模型で矯正について診断する歯科医師

歯並びの乱れが軽微な方

歯並びの大きな乱れでトラブルが起きている方と違い、ほんの少し前歯が傾いているだけなど、不調や見た目の問題が大きくない場合は、矯正治療を積極的に進める必要はありません。

ただし「軽微かどうか」をご自身で正確に判断することは難しいため、定期検診の中で経過を確認し、清掃性や咬み合わせに影響が出てきた段階で検討を始めても遅くはありません。

定期的な通院が困難な方

歯並び矯正は数年単位の治療期間がかかることもある治療です。進学や引っ越し、海外への長期渡航など、大きなライフスタイルの変化が控えている場合、治療が中断したり中止となってしまう事も考えられます。中断が長く続くと歯は思い通りに動かなくなり、キャンセルとなれば治療費用も無駄になってしまいます。

安心して治療を続けられる長期的なゆとりがない場合、矯正治療は進めない方がよいと言えます。

歯並び矯正での改善が難しい方

歯並び矯正治療は歯をワイヤーやゴム等の力で移動させて歯並びの改善を図る治療ですが、「歯が物理的に動きにくい」「歯ではなく骨格による問題が大きい」場合、矯正治療を進めるべきではない場合があります。

代表例として、過去の事故などによって歯と骨がくっついてしまっている「アンキローシス」という状態は矯正治療で移動させる事が難しいほか、頭蓋骨・顎の骨の骨格によって歯並びに問題がある場合は外科矯正によるアプローチが必要となる事があります。

歯並び矯正をした方がよいケース

歯並び矯正をした方が良い方

矯正治療をしなくてもよい方がいる一方で、放置することでお口のトラブルが繰り返されたり、悩みが深くなっていったりする歯並びもあります。判断の目安はおおまかに2つあり、「歯並びが原因となって、虫歯や咬み合わせなど別の問題が実際に起きているか」、そして「歯並びがご本人にとってどれだけ大きな悩みになっているか」です。

次のいずれかに当てはまる方は、矯正治療によって改善が見込める可能性があるため、一度検査を受けて現在の状態を確認されることをお勧めします。

矯正治療後に自信を持って笑う女性

歯並びが原因で別の問題が起きている方

歯が重なっている部分だけ何度も虫歯になる、フロスが毎回同じ場所で引っかかる・切れる、特定の歯だけがすり減ったり詰め物が繰り返し外れたりする、前歯で麺を噛み切れない、口が閉じづらく口の中が乾きやすい。こうした症状は、歯並びや咬み合わせが根本の原因になっている場合があります。

原因が歯並びにある場合、虫歯治療や詰め物のやり直しを繰り返しても、時間が経つと同じトラブルが再発してしまいます。症状が出ている歯の治療と並行して歯並びを整えることが、結果的に治療の繰り返しを断ち切る近道になります。

歯並びがコンプレックスになっている方

写真を撮るときは必ず口を閉じる、笑うときに手で口元を隠す癖がある、人と近い距離で話すときに歯並びを見られている気がして集中できない。このように、歯並びが日常の振る舞いにまで影響しているのであれば、それは矯正治療を検討する十分な理由になります。

見た目の悩みは「機能に問題がないなら我慢すべきもの」ではありません。また、見た目を主な目的とした矯正であっても、行う検査や診断は同じであり、咬み合わせや清掃性もあわせて確認したうえで治療計画を立てていきます。

無料の歯並び矯正相談について

「歯並び矯正はしない方がいい」という体験談が多くある一方で、基本的にどのような治療も患者様の歯の状態や治療できるかどうかによって診断結果が変わります。そのため、検査を受けずに治療すべきかどうかを判断することはできません。ご自身の歯並びの状態が気になる場合は、歯並び矯正の受け入れが可能な歯科医院で専門的な判断をしていただくことをお勧めします。

当院では、歯並び治療を検討している方や説明を聞いてみたい方に向けて「歯並び矯正無料相談」を実施しています。相談したその場で治療を決める必要はなく、ご自身の歯の状態を知るきっかけや、矯正治療について理解を深める機会としてお気軽にご利用ください。

無料歯並び矯正相談

  • 無料で歯並び矯正治療について歯科医師と相談できます。(約1時間)
  • レントゲンなどの検査を受けることができます。
  • 診断結果を元に、歯並び矯正治療を始めるかどうかを決められます。

自分にあった矯正治療を進めましょう

矯正治療に伴う痛みやお悩み、矯正治療が難しい歯や骨の状態がある一方で、裏側矯正やマウスピース矯正など、矯正装置の見た目に関するデメリットは年々少なくなりつつあります。大人になってから歯並び矯正を行う方も増加してきているため、当院でも気軽にご相談いただける環境が整っています。

矯正治療を受けるうえで最も大切なのは、メリット・デメリットを正しく理解し、患者様本人の望むかたちで歯並び矯正を行う事です。歯並びや矯正治療の進め方やリスクについて知られたい方は、お気軽に当院にご相談ください。

矯正治療のカウンセリングを行う歯科医師

大阪・なんばで矯正治療の相談ならなんばアップル歯科へ

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この記事の編集・責任者は歯科医師の有馬裕貴です。
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歯の矯正はしない方がいい?矯正をするべき人との違い | 公開日: 2026/08/04 | 更新日: 2026/08/04 | by なんばアップル歯科

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