前歯のすきっ歯は、別名「空隙歯列(くうげきしれつ)」と言い、全体的に歯と歯の間に隙間がある状態のことを指します。特に、上の中央の2本の前歯に隙間がある状態は「正中離開(せいちゅうりかい)」といい、見た目が気になって受診される方が多いのですが、機能面のデメリットもあるい、発音のしにくさにも繋がります。
また、すきっ歯は、不正咬合と言われる「悪い咬み合わせ」に分類されます。咬み合わせが悪いことで、肩こりや頭痛を引き起こす原因になる可能性もあるため、歯科院で早めに治療することをおすすめします。
すきっ歯の原因は、先天的なものと後天的なものとがあります。まず、先天的な理由ですが、生まれつき歯のサイズが小さかったり、歯が足りていないという場合、スペースができてしまって隙間ができやすくなってしまいます。
これを先天性欠如と言います。次に後天的なケースとしては「癖」や「歯周病」などが挙げられます。例えば舌を前歯の裏側に押し出すような癖で、歯が徐々に広がっていくことですきっ歯になる可能性があります。
また、歯周病が進行してしまうことで、歯を支えている歯槽骨が溶けることで、歯の位置にズレが生じ、すきっ歯の原因となりえます。
主に見た目でお悩みの方が多いかと思いますが、他にも様々なリスクがございます。
治療方法その1
コンポジットレジンというプラスチックのような樹脂を用いることで、前歯の隙間や歯の欠けた箇所を埋める治療になります。
樹脂を歯にくっつけるだけの治療なので、最短1日で治療が終わることや、歯をほtんど削らなくていいというメリットがありますが、他の治療に比べて外れやすいことや、隙間を埋めて見た目を気にならなくしているだけですので、根本的な解決とは言えないため、一時的な処置とも言えます。
治療方法その2
歯の表面を薄く削り、歯の表面にセラミックのシェルを接着する治療です。付け爪のイメージに近いです。天然歯の切削を最小限に抑えて、見た目を改善できることがメリットです。
ダイレクトボンディングと同様に、歯並びを治療するわけではありませんが、一定の強度は保てます。ただし元々の隙間が大きいと、歯が大きく見えてしまうので、予め治療後のイメージを予想してから治療に踏み切る必要があります。
治療方法その3
ダイレクトボンディングやラミネートベニアと比較すると費用も時間もかかってしまいますが、根本的に歯並びを治したいという方にはおすすめの方法です。
前歯の中心がすきっ歯になっている場合であれば、部分的な治療法として「MTM(Minor Tooth Movement)矯正」という選択肢もあります。
MTM矯正は別名、部分矯正、小矯正とも言われており、隙間があいている前歯を移動させたり、傾いている歯をまっすぐにするための治療方法です。アライナーや矯正用インプラントを用いる方法があります。(※1)MTM治療を行うことで、ラミネートベニア、インプラント治療が的確に行えるというメリットもあります。
また、同じ部分矯正でも正中離開に関してはマウスピース型の部分タイプの矯正装置が有効な場合も多いです。見た目や手軽さからマウスピース矯正で根本(歯並び)から改善を希望される方は年々増加傾向にあります。
※1)先天性欠如を伴う空隙歯列に対して,術前処置としてMTM による歯の再排列を行うことでラミネートベニア修復とインプラント補綴を的確に行うことができ,歯に対して小侵襲で審美的な修復処置が可能となったと考えられる.
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