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歯が痛いと感じたら歯医者に行って治療をする方が多いですが「痛くなる前に歯医者に行く」という方は少ないのが現状です。痛くなってからだけだと、痛みを伴わない小さなむし歯や歯周病のような小さな症状・病気は見落とされがちです。
その結果、治療を終えると想像以上に歯を削られてしまったり、時には歯の神経を取らなければならないような場合もあります。「痛くなってから」の歯医者は、歯を守るという観点では優れていないということになります。
そこで、むし歯や歯周病にならない内に定期検診・予防処置などを行うのが「予防歯科」です。予防歯科の考え方は、歯科医師に行ってもらう処置「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、患者様自身での歯磨き・歯間ブラシやフロスなどを行ってもらう「セルフケア」の2つのケアを合わせることで、むし歯や歯周病を予防して健康なお口を保つことです。
予防歯科は患者様自身と歯医者の2つの観点から見たお口の健康の実現方法です。いい歯ブラシ・いい歯磨き粉を使っていたとしても、それだけではカバーしきれない部分もあります。
そういった部分を、歯科医院での「プロケア」によって健康に保つのが「予防歯科」です。当院は「予防中心の歯科医院」を掲げており、予防を専門に扱う衛生士も所属していますので、初診時からの経過を記録として残し、患者様のお口の変化を見守り続けます。
しっかりとした正しいセルフケアをするための指導も行っておりますので、より効果的な予防歯科の実現ができるように心がけています。
2016年の調査では、1年間に1回以上「歯科医院もしくは病院の歯科でのチェック」を受けている人は 44.6%というデータがあります(※1)。予防という考えがかなり浸透してきていますが、まだ半数以上の方が痛くなってから歯医者に行くということにもなります。
それは、歯医者は怖い所というイメージだったり、過去に痛い思いをしたという経験、一度で終わらない治療という面倒臭さの3つが大きいのではないでしょうか?
当院はこの3つを払拭できるように設備を整えたり、患者様に説明を心がけることで「痛くなる前」に歯医者をご利用いただけるようになるのではないかと考えています。
怖い場所という「イメージ」を変えるために、院内の装いは明るく・清潔感を重視した「医院らしくない医院」で、良い意味で病院に来ていると感じにくい雰囲気を作っています。痛かったという「経験」を変えるために、医院全体で痛くない治療を心がけています。最新の治療方法も取り入れやすい環境を作っているので、安心して当院にお越しください。「煩わしさ」は定期検診で解決できます。むし歯になってからの治療だと、痛い思いをするうえに短期間で何度も通院しますが、定期検診なら3ヶ月に一度で済み、さらに痛い思いもしなくなります。それなら定期検診の方が良いですよね。
アップル歯科は、歯科医院が持っていた後ろ向きなイメージをもっと前向きにできるように、院内環境の整備や診療を心がけております。
※1)この1年間に1回以上、「歯科医院もしくは病院の歯科でのチェック」を受けている人は 44.6%
普段から気を付けている人でもむし歯にはなってしまいます。基礎中の基礎ですが、予防歯科では目視で確認できないところまでしっかりとチェックしていきます。現在のセルフケアでお口の中がどうなっているのか、そのケアは正しいのかなどをプロが判断したうえで患者様に理解してもらうことが重要です。
特に予防歯科で歯医者を訪れる方は、健康でいたいと強く思われている方が多いので、正しい知識で正しい情報をお伝えすることを心がけております。
これまでに治療した歯のチェックを行います。治療した歯は人工物です。特殊な接着剤で歯とくっついてはいますが、いずれ劣化し、隙間が出来たり欠けたりすることもあります。そのため、治療した歯の下にはむし歯ができやすく、発見が困難な場合も多々あります。
予防歯科では、この治療歯に隙間や変形がないか、対合(噛み合う反対側の歯)の歯に影響がないか、そのた不具合はないかなど、しっかりチェックし、問題がありそうな場合はレントゲンを撮るなど、二次カリエス(むし歯の再発)の早期発見・早期治療に役立てます。
むし歯のチェックと同様に歯周病が進行していないかチェックを行います。さらに、着色・歯石や歯石の素になる菌の塊(プラーク)を取り除いていきます。歯石の表面はざらざらしていて、ツルツルな歯の表面と比べて更なる汚れの付着を促してしまいます。歯石になってしまうとセルフケアではほぼ取り除くことができないため、歯周病が進行していないうちに除去することが望ましいです。
定期的に通っていただくことで、ブラッシングの癖や磨き残しが多い場所などを特定できたり、改善のための指導を行うこともできます。
歯周病のチェックでブラッシングの癖が見抜けるため、それらを改善するための指導も行っております。子どもの頃に教わったブラッシングから知識がアップデートされていない人も多く、より良いセルフケアの知識を身につけていただくためにも大事であると考えております。
クリーニングとは、歯石と歯垢(プラーク)・着色の除去を行うことを言います。稀にホワイトニングという歯を白くする施術と混同される場合がありますが、クリーニングは「歯を白くする」のが目的ではなく、「口腔内を掃除する」ことが目的です。
患者様のお口の中の状況によって施術の内容は変わりますが、クリーニングを行うことで歯の持つ本来の白さや美しさも取り戻すことができるため、お口の中を健康的・審美的に保つことができます。
日常的に皆さんが行っている「歯磨き」は、歯垢という歯の表面に付着した汚れを取ることを目的としています。
なぜプラークや歯石を取り除く必要があるのかというと、プラークとは単なる食べかすではなく「菌の塊」だからです。
食べかすは水分の流れや舌の運動などで取れていきますが、プラークは菌とその代謝物からなるものなので粘性が高く、自然に取れることは稀です。プラークを放置すると、個人差はありますが2〜3日ほどで唾液と反応して石灰化(石のように固くなる現象)が起きてしまい、自分の力で取ることがほとんどできなくなってしまいます。
石灰化したプラークは歯石となります。歯石はデコボコでざらざらとしているため余計にプラークが溜まりやすく、この連鎖が続いていくのです。
石灰化はお口の中で起こる自然な作用なので問題はありませんが、お口の中に菌がたくさんいる状態を作ってしまうので、歯周病などが起きるリスクを高めてしまいます。どんなに気を付けていてもプラーク・歯石は付着してしまうので、クリーニングで除去してもらうことをお勧めいたします。
着色しやすい飲み物(コーヒーや紅茶・お茶の茶しぶなど)や食べ物(ソースや舌に色が付いてしまうガム・飴)、タバコなどを日頃たしなんでいる方は、歯にステイン(しみ汚れ)がついてしまっている場合が多いです。
それらを取り除くことで歯が持つ本来のキレイな見た目・白さが得られます。
プラークや歯石はご説明した通り、歯周病の原因となります。定期的なクリーニングを行うことで歯周病を未然に防止することができます。
また、前歯のような目立つ位置についているプラークや歯石は見た目も悪くしてしまうので、歯周病防止と同時にキレイな見た目も取り戻せます。
ステインやプラークは、見た目だけの問題ではなく、イヤな臭いの発生源である場合もあります。
クリーニングで臭いのもとを取り除くことで、口臭の改善が期待できます。
Before
After
治療の内容 | スケーリング(歯石除去)と歯面清掃 |
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期間・回数 | 1回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 保険診療(3割負担):初診料+基本検査・歯石除去・歯面清掃 実費 1,930円 |
リスク・副作用 |
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むし歯や歯周病にならないようにするためには、「食生活に気をつける」「歯磨きをしっかりする」といった患者様自身で行うセルフメインテナンスのほかに、歯科医院で定期的に口腔内を検査し予防処置を行うことも有効です。自分だけで行う虫歯・歯周病予防ではどうしても見落としが出てきてしまうだけでなく、歯磨きだけでは歯垢を100%除去することはできません。自分で落としきれない歯垢の除去や、むし歯・歯周病のチェックのためにも歯の定期検診を受けましょう。
定期検診は「虫歯や歯周病にならない(再発させない)こと」が最大の目的です。定期的に診察してもらうことで、万が一虫歯や歯周病にかかってしまったとしても早い段階で治療することができます。
海外の健康保険制度のない地域では、一度虫歯になってしまうとかなりの費用がかかってしまうため、定期検診が定着しているところもありますが、本当に大切なのは、歯を削らないようにすることです。歯は替えの効かない体の一部で、一度削ると元には戻りません。だからこそ当院では、これ以上歯を削ることのないように、年に3〜4回の定期検診を推奨しています。
歯医者の治療の大半は保険適用で治療した歯の再発治療です。残念ながら、保険診療においては最低限の定められた範囲でしか治療を認められておらず、保険診療で使われる銀歯や強化プラスチックの歯は虫歯の再発を引き起こしやすいというデメリットがあります。そのことを理解していないと、治療した歯は再発を繰り返し、どんどん歯質を失ってしまうのです。
自由診療を利用すれば虫歯になりにくい素材を選ぶこともできますが、その分費用も高くなってしまいます。これまでに失ってしまった歯を取り戻すことはできませんが、これから失わないように予防することはできます。ですので、保険治療で直した歯がある患者様こそ、より一層定期検診をお勧めしております。
また、お口の中にたまった菌の塊であるプラークは、全体のおよそ60%ほどしか歯ブラシで除去できていないと言われています。残ったプラークは蓄積していき、やがてそれが固まり歯石となります。定期検診では、このプラークや歯石を落とすこともできるので、お口のチェックだけでなくクリーニングまで扱っているのです。
経過観察中の小さなむし歯の確認や、新たなむし歯の有無、歯周ポケットの変化や歯肉の状態の変化を確認します。
すでに治療した歯の点検やメインテナンス、治療した歯の下・すき間に二次的な虫歯が出来ていないかなどを確認します。
患者様自身では落としきれていない歯の汚れ(プラーク・バイオフィルルム・歯垢)や歯石の除去、歯の着色や汚れのクリーニングを行います。
40歳以上の方は口腔がんの疑いがある腫瘍がないかなども、視診で確認します。
そのほか歯以外の口腔全体のチェックも行います。
基本的な歯科検診では、患者様の要望される部分の治療や、歯科医師が目視で確認できる部分の診察となりますが、スキャナーを用いた口腔内の3Dモデルを作成して今後起こりうる問題点を探したり、CT撮影によって顎の骨まで観察することができる「デジタル歯科検診」も当院では取り扱っております。
デジタル歯科検診では、デジタル化されたデータを見ながらご一緒に治療や対策が必要な点を探しますので患者様自身の理解も深まりやすく、自分のお口についてよくお知りになりたい場合にお勧めしております。
特殊なスキャナーでお口の中を3Dモデルで観察することができます。歯並びの改善シミュレーションが最短15分で行えるほか、目視で確認しづらい部分の歯垢・歯石や虫歯を発見できます。
口腔内スキャナーでは見えない歯ぐきの中を見たり、親知らずの生え方などを確認できます。
歯科用CTは被ばく線量も少なく安心です。
パノラマレントゲン・セファログラム・デンタルレントゲン等の各種レントゲンをデジタルで撮影し、口腔内およびお口周辺に問題がないか確認します。
従来歯型を採るためには歯型採取用のガムを噛んで採取していましたが、口の中いっぱいに異物を入れなければならないため苦手とされる患者様が多く、嘔吐反射などのリスクもありました。当院が採用している光学式口腔内スキャナーは、ガムを噛むことなくスキャナーを歯に当てるだけで歯型を採取することができます。
また、歯型を採取するだけでなく、目視では確認しづらい歯と歯の間の虫歯を発見できたり、プラークや歯石の取り残しが無いかまで確認することができるので、定期検診の手段としても利用できます。
そのほか、歯列矯正のシミュレーションや噛み合わせの状態確認も行えるので、歯並びについて疑問がある方や矯正に興味のある方にも、スキャンデータを見ながら矯正のご提案ができます。
スキャナーを使ってお口の中を読み取り、デジタルの模型を作成します。
歯と歯の間の虫歯の発見視認しづらい隣接面の虫歯確認も可能となります。
プラーク・歯石の確認スキャナーに付いているカメラを使って、磨き残しのチェックができます。
矯正シミュレーション矯正した場合にどうなるかを自動で計算して確認することができます。
噛み合わせチェック歯の擦り減りや噛み合わせで問題がないかチェックできます。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
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