短期間で費用も抑えられる「部分矯正」について
前歯の部分矯正とは、主に見える部分、特に前歯に対して行われる矯正治療のことを指します。その名の通り、全ての歯を矯正するのではなく、前歯のみを対象とするため、部分矯正と呼ばれています。
部分矯正は、前歯が突出していたり、前歯同士が詰まっていたり、または前歯に間隔が開いているなど、特定の部位に限局した問題を解決するための矯正方法です。この方法は、全体的な咬み合わせは良好で、主に見た目の改善を望む方に特に適しています。また、治療期間や費用も全体的な矯正治療に比べて抑えられるのが特徴です。
前歯の矯正は、自分の笑顔に自信を持つための大切なステップとなります。口元を美しく見せるだけでなく、清潔感や好感度を向上させ、コミュニケーションの質を高めることにも繋がります。どんなに小さな問題であっても、前歯の矯正で改善可能なケースは多いです。
前歯の部分矯正の大きなメリットは、治療期間の短さです。全体の歯並びを矯正するのではなく、前歯のみを対象とするため、通常の矯正治療に比べて治療期間が大幅に短縮されます。これは、忙しい方や即効性を求める方にとっては大きな利点となります。
次に、費用面でもメリットがあります。部分矯正は全体の矯正治療に比べて治療範囲が狭いため、それに伴い治療費も抑えられます。これにより、矯正治療を躊躇していた方も前歯の矯正を選ぶことで、手軽に始められるというメリットがあります。
また、部分矯正は見た目の変化が早く実感できるため、モチベーションの維持にもつながります。前歯の矯正によって、笑顔の印象が変わり、自己表現の一部として自信を持つことができます。
最後に、部分矯正はあなたのライフスタイルに大きな影響を与えずに済むという点もメリットの一つです。例えば、部分矯正用の装置は取り外し可能なものもあり、食事やブラッシングの際に邪魔になりません。
部分矯正は短期間に費用を抑えて見た目を改善出来る一方、デメリットもあります。
1つ目は、適応範囲が限られていることです。例えば、ご自身では「前歯だけ治したい」というご要望があっても、歯科医師が診断すると「全体矯正が必要」という診断になることもあります。それでも、近年ではそんな症例に関しても部分矯正を施す歯科医もいるそうです。もし、適応範囲外の咬み合わせの方に、前歯用の矯正装置を使って治療を行うと、出っ歯になったり咬み合わせが崩れたりという、矯正をすることによって見た目も機能的にも悪くしてしまう可能性があります。歯列矯正を「やらなきゃよかった」と思う理由
また、部分矯正に限らず、歯を動かす歯列矯正には「後戻り」という動かした歯が元の位置戻ろうという力が働きます。そのため、矯正終了後は「保定装置(リテーナー)」という歯を保つ装置を装着する必要があります。保定期間は、矯正期間と同程度の期間行う必要がありますが、前歯の場合治療期間が短いため、矯正期間以上の保定期間が必要な場合もあります。
特定の歯の異動・回転
前歯のすき間を埋める
小範囲の歯のデコボコ
小範囲の出っ歯
上記以外にも、稀にですが軽度であれば開咬や下顎前突、交叉咬合なども前歯矯正で治療できることもあります。前歯矯正で治療が出来るかどうかは、パノラマ・セファロレントゲンや、CT、光学印象等の資料を採得することで予測・シミュレーションすることが可能となります。
では、どのような場合において部分矯正が可能になるかというと、まずは咬み合わせにに大きなずれがないことが第一となります。特に奥歯が噛んでいるかどうかが重要です。
第二に、歯を動かすスペースがあるかどうかです。歯と歯の間に隙間がある、なければ多少削ることでスペースを作ったり、前に張り出して並べることもありますが、これには限度があります。
そして第三に、部分矯正装置でそのスペースを使って歯を並べられる位置関係に歯とスペースがあるかどうかが需要で、この3つが大きなポイントとなります。
前歯の矯正治療には、いくつかの選択肢があります。どの治療法が適切かは、矯正の目的や個々の歯の状態、生活スタイルなどによります。
まず、最も一般的な前歯の矯正方法はブラケットという装置を歯に接着し、ワイヤーでつなぐことにより歯を動かすワイヤー矯正という方法です。ブラケットは見た目に影響しますが、矯正力が高く、歯の動きを細かくコントロールできるのが特長です。
次に、目立たない前歯の矯正を求めるなら、透明なマウスピース型矯正装置が適しています。当院では「インビザラインGo」を主に推奨しています。これは歯にフィットし、強制力をかける透明な特殊素材のマウスピースを作成し、これを装着することで歯を徐々に動かす方法です。見た目が気になる方や、矯正器具を取り外したいという方に適しています。
Before
After
治療の内容 | 歯冠破折した歯のセラミック治療と6歯の部分矯正。 |
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期間・回数 | 7ヶ月・12回(カウンセリング・検査含む※予防歯科除く) |
費用 | 自由診療:セラミッククラウン×3歯 390,000円+部分矯正6歯300,000円(税込759,000円) |
リスク・副作用 |
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Before
After
治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザラインGo)による部分矯正とホームホワイトニングによる治療。 |
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期間・回数 | 7ヶ月・9回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 自由診療:マウスピース型矯正装置(部分矯正)※ホームホワイトニング付き 総額 400,000円(税込 440,000円) |
リスク・副作用 |
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部分矯正を考えている人の多くは、調べるうちに「自分の場合は部分矯正ができるか」という問題が気になってくるのではないでしょうか。ネットの記事などで調べていると「適応には限りがあります」など、治療ができるかどうかはわからないという内容の文言が目につくと思います。
これはつまり、歯科医師側からしてみれば「検査してみなければわからない」という意味合いに他ならないのですが、逆にいうと、歯科医院で相談すれば適応可能かどうかはわかるというこです。
特に、インビザラインGoであれば、iTeroという口腔内スキャナーを使うことで歯がどのように動き、どうなるのか、わずか十数分でシミュレーションすることが可能です。
ご自身の歯の悩みが部分矯正で治療できるかどうか気になる方は、矯正シミュレーションを受けてみてはいかがでしょうか?
歯並矯正は見た目だけではなく咬み合わせも変える、あなたにとって大きな治療となります。しかし、部分矯正で済むのであれば、全体矯正に比べて費用も期間も抑えることができます。
ですから「部分矯正で治るなら治療しよう」というお考えでも結構ですので、気になる場合は矯正相談をご利用下さい。
当院では、そんな方のために無料矯正相談も承っております(無料相談をご希望の方はご予約時に無料矯正相談希望とお伝えorご入力下さい)。
治療するかどうかは相談してから決めて頂いて結構です。私達歯科医師は、見た目だけでなく咬み合わせがよくなることで、今後のあなたのお口の健康が良くなることを期待して、歯列矯正を提案しています。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
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休診日
日曜・祝日診療
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