初対面の人と会う時、相手にどう思われるかはとても気にされると思います。その第一印象は出会った最初のたった3〜5秒で判断されると言われています。第一印象を決める要素としては顔のパーツが重要とされており、その中でも目と口元は極めて大事なポイントと言われています。
歯科医院がお力添えできる口元の綺麗さというと、歯並びの良さ(矯正)・歯の白さ(ホワイトニング)がパッと思いつきますよね。歯の綺麗さも重要ですが、歯以外にも歯ぐきの色で悩んでいる方もたくさんおられます。
実は歯科治療には、歯ぐきの色を改善できる治療法もあります。今回はその歯ぐきの変色治療「ガムピーリング治療」について、くわしく解説いたします。
歯ぐきはなぜ変色していくのでしょうか。元々歯ぐきは明るいピンク色をしていますが、歯ぐきの表層にメラニン色素が沈着していくことによって歯ぐきの変色が起きます。歯ぐきが黒ずんでいると、ピンク色と比較して血色が悪く見えてしまいます。
一番大きな原因はタバコです。タバコの成分であるニコチンはメラニン色素を分解する働きがあるビタミンCを破壊してしまうため、歯ぐきや皮膚にメラニン色素が沈着しやすくなります。これがいわゆるシミです。
皮膚にできるシミの原因としてよく知られていますが、歯ぐきも同じように紫外線で変色していくと言われています。
歯ブラシや食事、口腔乾燥など日々の刺激も影響していきます。口を常に開けてしまう方(口呼吸が多い方)も歯ぐきが変色しやすいと言われています。
遺伝的要因で歯ぐきが変色している方、もしくは変色していってしまう方もおられます。遺伝的な要因は治療をしても効果があまり出ない可能性があります。
歯ぐきの変色を治す治療は「ガムピーリング」と言います。美容に詳しい方はお肌のピーリングを聞いたことがあるかと思います。
「ガム(歯ぐき)ピーリング(剥がす)」の通り、黒ずんだ歯ぐきの表面を剥がし落とすことで色を改善する治療です。
歯ぐきに薬剤(フェノール)を使用し、メラニン色素が沈着している表層を取り除きます。治療に使用するフェノールにはタンパク質を変性させる効果があり、その効果を使ってピーリングを行います。その後、歯ぐきが治癒していくとキレイなピンク色に戻っていきます。薬剤を塗布するだけの処置で済むので、1〜2回の来院で処置が完了できる手軽な治療法です。
上記の4つの原因以外に歯ぐきが変色してしまう原因に、「メタルタトゥー」というものもあります。メタルタトゥーは金属でできた詰め物や被せ物から金属物質が漏出すると起こります。これはメラニン色素の沈着ではない原因なのでガムピーリングでは改善しません。
色素による変色とメタルタトゥーによる変色の見分け方として、金属製の被せ物がしてある歯の周囲にだけメタルタトゥーが現れるという特徴があります。これにはガムピーリングではない別の治療法がありますので、一度歯科医院で相談してみることをお勧めいたします。
Before
上下の歯ぐきに茶褐色の着色が認められます。
Process
薬剤を塗布します。
After
着色が取れました。経過観察のために1〜2週間後に来院いただきます。
治療の内容 | ガムピーリングによる歯茎の着色除去 |
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期間・回数 | 1週間/2回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 自由診療:ガムピーリング 両顎10,000円(税込 11,000円) |
リスク・副作用 |
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曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 11:00 | 11:00 | 9:30 | 11:00 | 11:00 | 9:30 |
診療終了 | 20:00 | 20:00 | 13:00 | 20:00 | 20:00 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
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