歯の矯正は咬み合わせや見た目を改善する優れた治療の一つですが、リスクを伴うこともあります。以下のすべてが必ずしも起こるわけではありませんが、矯正治療を始められる際には可能性として起こり得るリスクを治療前にご説明しております。
マルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)は、歯に凹凸のある装置を着けるため、食べかすや歯垢がたまりやすくなってしまいます。そのため、それが原因となりむし歯や歯周病(歯肉炎)、脱灰を起こすことがあります。矯正開始時に適切な歯磨き指導やお手入れ方法をお伝えしますが、ブラッシングには時間をかけていただく必要があります。
マウスピースタイプの矯正装置の場合も、食事・間食後に適切なブラッシングをせずにマウスピースを装着すると、むし歯や歯周病の原因となります。
矯正中は「矯正装置の痛み」「歯が動くことの痛み」「噛むときの痛み」など、3つの痛みが出る恐れがあります。痛みの感じ方は人それぞれですが、それにより矯正治療を中断してしまう方はほとんどおられません。装置の痛みはマルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)・マウスピース型矯正装置によって異なりますが、マウスピースタイプの方が痛みを訴えられる方は少ないです。痛みを感じやすいのは、装置を着けた後、新しいマウスピースに変わった直後、食事の後、起床後などが挙げられます。
矯正装置はマルチブラケット・マウスピースのいずれも歯に異物を着けて歯を動かす治療です。その異物の凹凸が粘膜に触れる事が原因で、頬、唇、舌などに口内炎ができることがあります。口内炎のお薬や、装置をカバーするワックスをお渡ししますのでご使用下さい。あまりに突起が痛い場合や粘膜に刺さる場合は担当医にご相談下さい。
顎関節が弱い方、食いしばりが強い方、歯ぎしりが強い方などは、矯正治療に伴い顎の関節に異常が出ることがあります。開口障害・頭痛・耳鳴り・筋肉の硬直等の症状を感じたら担当医にご相談下さい。
矯正治療により長期間矯正力がかかり、歯が揺さぶられ続けると、歯の根が吸収されて短くなる恐れがあります。歯根吸収を起こした歯は、歯の寿命が短くなったり、歯周病が進行した際に歯の脱落のリスクが高くなります。
歯を支えている骨が薄いと、矯正治療により歯ぐきが下がり、歯の根の一部が露出してしまう「歯肉退縮」を起こすことがあります。歯肉退縮を起こすと、露出した歯根部がしみたり、ブラックトライアングルという三角形の隙間ができることがあります。
矯正装置による外的な刺激が歯に加わることで、歯の神経の病気(歯髄炎)を引き起こしたり、歯が失活(神経が死んでしまうこと)してしまうことがあります。
治療中または治療後、歯の表面にわずかなひび割れ(クラック)ができたり、矯正治療によって新たにできた咬み合わせで、これまで当たらなかった歯同士が当たることによる咬耗(歯のすり減り)を起こすことがあります。また、咬み合わせが変わることで不定愁訴(頭痛・首や肩のこり・倦怠感・吐き気等)を感じることもあります。
マルチブラケット矯正装置に使用するワイヤー金属です。そのため、体質によっては金属アレルギーを引き起こすことがあります。事前に調べる場合は皮膚科にて金属あられるギーの検査を受けて頂く必要があります。
マウスピース型矯正装置には金属が含まれません。
矯正治療後、歯は元の位置に戻ろうとする力が働く傾向があります。矯正治療後は後戻り予防装置を装着し、咬み合わせの安定と共に装置の装着時間を減らしていきます。後戻りが大きくなると再調整(矯正)が必要となりますので、定期的にチェックにお越し下さい。
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