注射の前に表面麻酔
最初に痛いと感じるのは、針が粘膜に刺さるタイミングです。当院は麻酔を打つ前に、針が刺さる場所の粘膜の表面に麻酔を染み込ませた綿を置いて効き目を待ちます。こうすることで最初のチクッと感を軽減します。
ブルーラジカル治療は、過酸化水素と青色レーザーによって起こる「ラジカル殺菌」という殺菌効果を利用した、新しい歯周病に対するアプローチ方法(治療法)です。
これまでの歯周病治療は、歯周ポケットという歯と歯茎の隙間に入った歯垢や歯石を取り除くことで、歯周病の原因となる菌の棲家を取り除くことを主とした治療が行われてきました。
ただ、いくら細菌の棲家を取り除いても、お口の中には1,000億以上の細菌が棲んでいると言われるように、完全に菌を取り除く事はできません。
しかしこのブルーラジカル治療は、直接細菌を殺菌することで大幅に菌の数を減らし、歯周病の改善が期待できる新しい治療法です。
ブルーラジカルは進行した歯周病にも有効な治療法ですが、これまで重度の歯周病治療で行われてきた「歯周外科」のように歯茎にメスを入れる治療でありません。
歯周外科治療は、主に歯茎を開いて目視によって歯の根に付着した歯石や歯垢を取り除くフラップ手術や、歯周病によって失われた骨の再生させるために、歯を支える骨にタンパク質を塗布する歯周組織再生療法)等が施されてきました。
歯周外科は、重度の歯周病患者にとって改善が期待できる治療ではありますが、「外科処置」ということもあり、歯茎を切ったり再生に時間がかかったりと、患者にとって負担や侵襲が大きな治療でもあります。
ブルーラジカルによる治療は、これまで歯周外科でしか改善が見込めなかった症例に対しても、一定の改善を見込むことができる「非外科(メスを入れない)」重度歯周病治療です。
歯周ポケットに溜まった歯垢や歯石を超音波の力によって除去し、細菌の棲家を取り除き、抗菌薬などで細菌の数を減らします。
歯周ポケットに溜まった歯垢や歯石を超音波の力によって除去しつつ、過酸化水素と青色レーザーによって直接細菌にアプローチし、死滅させます。
ブルーラジカル歯周病治療は、歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリングを行う歯周病に対する施術です。
一般的なスケーリングやスケーリング・ルートプレーニング(歯肉縁下の歯石取り※以下SRP)では、歯石は取れても殺菌することはできません。つまり棲家は取れても菌までは殺せませんでした。そのため、菌を死滅させるには副作用を伴うような薬を用いる必要がありました。
当院が導入するブルーラジカルP-01はこのスケーリング(SRP)と、過酸化水素水と青色レーザーにより、棲家を取り除きながら殺菌することが可能で、副作用なくピンポイントに菌を死滅させることができる、効率的な歯周病治療です。
ブルーラジカル歯周病治療は歯茎を切開したり、メスをいれるような治療ではありません。
スケーリングやスケーリング・ルートプレーニングのように、歯肉縁下に機器の先端を入れることはありますが、局所麻酔にて痛みを消失することができます。
歯茎を開いたり歯槽骨を触ることもないため、歯周外科に比べて痛みは小さく、お口や身体への負担も少ない治療と言えます。
ブルーラジカル歯周病治療は、通常のスケーリングやスケーリング・ルートプレーニングを、ブルーラジカルP-01という特殊な装置で行う治療です。
つまり、歯周外科に比べて手順がシンプルで、且つ術創の回復や再生の免荷期間を待つ必要もありません。
そのため、1回の治療期間もスケーリングと同程度、複数回に分けた治療でも1ブロック1回、最大6回で治療を終えることができます。
術後3年以内に、歯周病症状が悪化した場合は保証内でブルーラジカルの再治療を受診いただけます。(プラークコントロールができている場合に限る)
※1)口は、体の中で最初に喫煙の影響を受ける部分です。たばこの煙や成分は、口の中に入ると粘膜や歯ぐきから吸収されます。吸収されたたばこの有害物質は、血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。血液循環が悪化して歯ぐきに十分な酸素がいきわたらなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。
歯は体の中で最も硬い部分ですが、歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管が入っている管があります。その歯髄は、歯の根の先で顎の神経や血管と繋がっていて、歯に栄養を供給しています。
虫歯が大きくなり歯髄にまで広がると「何もしなくても痛みがある」「夜眠れないくらい痛い」「歯肉が腫れる」といった症状が現れます。これは歯髄炎または根尖性歯周炎という病気で、歯の根っこの治療(根管治療)が必要になります。
歯の根っこの病気による痛みは激しいことも多く、一旦痛みが治まったと思っても再び痛みが現れるということもあります。歯の根っこの方に「ズキズキ」するような痛みを感じ始めたら、早急に歯科医院を受診しましょう。
ポイント1
根管治療の1番の目的は、今ある痛みを抑えることです。初診でお越しいただき、お痛みがある場合は、この痛みに対する対処を最優先に行います。
虫歯の大きさによっては、若干傷みが残る場合もありますが、軽減することがほとんどです。その後は痛み止めのお薬でお痛みをコントロールしながら、治療を進めることでお痛みの原因から除去していきます。
ポイント2
アップル歯科では、歯の神経に虫歯が近いからと言って、濫りに神経を取る処置を行うことはありません。神経を取った歯は失活歯といい、もろくなってしまいます。ですからできる限り『神経は取りたくない』と私たちも考えています。
まずはしっかりと検査をして、抜髄(神経を撮る処置)が必要であれば、ご説明してご納得頂いた上で抜髄の処置を行います。その際、保険外治療にて神経を残す手段があるようであれば、ご提案させていただくこともあります。もちろん決めていただくのはご自身ですが、当院では歯の神経を残す方法があればご説明することを徹底しています。
ポイント3
虫歯治療の目的は、歯を残すこと、と思うかもしれませんが、それ以上に『しっかり食事ができて健康を保てる』ようにすることが大切だと考えています。
虫歯治療が終わっても歯が残ったとしても力強く噛むことができず、柔らかい物しか食べられなければ、健康を保つことができません。なんでもしっかり噛めるか、ということが歯を残せるかどうかの判断にもなるのです。
ポイント4
日本における根管治療の成功率は
と言われています(※1)。虫歯の状態によっては治りきらない場合もあるということです。ですが、私たちはすべての患者様の虫歯を治したいと思って、一生懸命治療をしています。
なんばアップル歯科では、成功率を高めるために、ラバーダム防湿・ニッケルチタンリーマー(Ni-Tiファイル)・高濃度の消毒液・マイクロスコープ・歯科用CTを準備し、より精度の高い精密根管治療も提供しております。
※1)参考文献
1
虫歯を取ります
2
リーマー・ファイルで虫歯が波及している神経を除去する
3
空になった根管にガッタパーチャという清潔なお薬を詰める
4
コア(土台)を立てる
5
被せ物をかぶせる
治療回数は初回の根管治療の場合で5〜10回程度かかります。治療途中で来院期間が空いてしまった場合、細菌が再度繁殖してしまうことが多く、治療がやり直しになることがあります。
その場合、治療は最初からスタートしなければならない事もございますので、継続して治療に来ていただくことをお勧めします。
根管治療は、神経を取る治療です。神経を取ってしまうと、歯の中が空になってしまうため、歯が脆くなってしまいます。その結果治療が終わっていても、歯が割れやすくなったり、虫歯の再発が起こりやすくなります。(※2)
歯は約半分の大きさになってしまうと、歯として機能しなくなってしまうため、虫歯が進み派は小さくなればなる程いつ抜けてもおかしくない状態になってしまいます。つまり、神経に達するほどの虫歯ができてしまうと歯の寿命を短くしてしまうということです。
「虫歯ができたかも」と感じたら、すぐに歯医者さんに診てもらって、できるだけ早く治療をしてもらいましょう。それがあなたの歯を健康に保つ1番の近道です。
※2)参考文献:Van Nieuwenhuysen JP,Aouar M,D’HooreW
お口の中にはたくさんの菌がいて、その数は500から700種類が少ない人でも1,000億以上と言われています。その中には、無害な菌・体の役に立つ菌もあれば、体の害となる菌があります。その中の一つが「むし歯菌」です。
むし歯はこの①「菌(主にミュータンス菌と言われる菌)」が②「食べかす等の中の糖分を餌」にして、③「菌が作り出した酸によって弱い歯質が溶かされ」、④「時間の経過とともに進行していく」疾患です。つまりこの菌・糖分・歯質・時間の4要素が重なることで発生する歯の病気です。
むし歯は、進行する病気です。ある程度進行が始まったら、放っておいて勝手に治ることはありません。「治療が必要」となります。
むし歯の治療は、治療とはいいながら歯を削ってしまうという治療になります。歯は削ると一生もとに戻りません。ですからむし歯にならないように予防をすることが一番ですが、それでもむし歯になってしまったとしても少しの介入(切削量をできるだけ小さく)で治療できるよう、早期発見・早期治療が大切になります。
歯の表面にできる白い白濁のことを総称してホワイトスポットと呼びます。脱灰(だっかい)という初期のむし歯の可能性もありますが、エナメル質形成不全という歯の表面のエナメル質を上手く作れない病気の可能性もあります。エナメル質形成不全は窓ガラスにヒビが入ってすりガラスのように白くなるのとおなじ原理で、歯が作り上げられる過程で歯の表層にキズができてしまい、白く見えてしまう症状です。体の健康には何の問題もありませんが、見た目の面でコンプレックスに感じる方が多くおられます。
約100人に1人の頻度で現れ、その25%は前歯に現れます。2歳頃までに現れ、原因は諸説ありますが、半分以上が原因不明と言われています(※1)。エナメル質形成不全は見た目の改善を目的とした治療になるため保険診療の選択肢がありません。
虫歯になりかけの状態です。痛みはなく治療が必要なほどの大きさではないので、定期的に経過を見させていただきます。放っておくわけではありません。
それぞれの患者様に適切な歯ブラシや歯磨き粉を提案させていただき、歯磨き指導をさせていただいたり、フッ素塗布を行ったりすることで、虫歯がこれ以上進行しないようにするのです。
エナメル質という、歯の一番外側にある硬い組織にできた虫歯です。症状はほとんどないか、たまにしみる程度です。虫歯ではがなくなってしまった部分に、樹脂の詰め物を詰めていきます。小さい虫歯なので1回で治療が終わることが多いです。
患者様がご自分で気づくことは難しく、歯医者さんでの検診で見つかることが多いです。
エナメル質という、歯の一番外側にある硬い組織にできた虫歯です。症状はほとんどないか、たまにしみる程度です。虫歯ではがなくなってしまった部分に、樹脂の詰め物を詰めていきます。小さい虫歯なので1回で治療が終わることが多いです。
患者様がご自分で気づくことは難しく、歯医者さんでの検診で見つかることが多いです。
歯の一番内側には神経(歯髄)がありますが、虫歯が神経までに及んでいる状態です。暖かいものがしみる、冷たいものが日常生活で困るほどしみる、または何もしなくても痛い、夜眠れないくらい痛い、など強い痛みを感じます。
神経にまで虫歯が及んでいる状態なので、神経を取る治療が必要になります。虫歯の範囲が広いため、治療回数は5〜10回程度かかります。
歯には、頭の部分(歯冠)と足の部分(歯根)がありますが、歯冠が全てなくなってしまい、歯根だけになってしまっている状態です。C3の歯髄の虫歯に比べると痛みが少ないですが、決して治っているわけではありません。虫歯が進行し切ってしまい、痛みを感じる神経すら死んでしまっている状態です。
歯を残すことができないほどの虫歯なので、歯を抜かなければいけません。抜いた後は、欠損補綴が必要です。
歯全体がしみるような感覚があったり、アイスなどの冷たいものを口に入れた時に一瞬しみたりするというような症状が見られます。持続性がないことも特徴です。
原因としては、歯ブラシの時間が長い、力が強い(オーバーブラッシング)や夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりにより、歯にキズができてしまうことが挙げられます。
適切な歯磨きの方法を学び、食いしばりをしないよう注意していけば、症状が治まってくることが多いです。
※1)発現頻度は,20歳以下の全顎口内法エックス線写真撮影施行症例の約1.1%であった。122症例のエナメル質形成不全の発現形式は,41症例が前歯,犬歯及び第一大臼歯に発現しており,前歯・犬歯に発現したもの31例が続いていた。
むし歯は進行する病気です。放っておくとどんどん歯質が蝕まれ、他の健康な歯にも感染する恐れもあります。また、最悪の場合歯を抜かなければならないこともあります。
むし歯の基本は予防、早期発見、早期治療です。「むし歯かな?」と思ったら、自身で判断せずまずはご相談にお越しください。早めにお越しいただければ治療の期間や費用も抑えられます。
また、むし歯にならないように、なっても最小限の治療で抑えるために「歯科検診」を定期的に受診頂くことも有効です。なんばアップル歯科は歯に何も異常がなくてもご利用いただける歯科医院です。ぜひ予防歯科や検診で当院をご利用いただければと思います。むし歯の治療、予防についての相談もいつでも承っております。ご予約の上ご来院ください。
アップル歯科公式youtubeチャンネルでも、虫歯について動画で解説しております。
歯医者が嫌い・苦手という方は、幼少期に受診した歯医者で「治療が痛かった」「先生が怖かった」という経験をした方が多くおられます。その経験のせいで歯が痛いのに歯医者へ行けず、もどかしい思いをされている方もおられると思います。
歯は失うと元に戻らない身体の重要な期間です。歯医者に通わず歯の痛みを我慢しているうちに虫歯が進んでしまい、手遅れになってうことはできるだけ避けるべきです。なんばアップル歯科では、そんな「歯医者が嫌い」な方も歯科治療が受けられる歯医者を目指しています。そのために、治療時の痛みを抑えたり、怖いと思う要素を減らすような様々な取り組みを行っています。
No.1
麻酔のための注射は、当然麻酔されていない状態で打つため、一定の痛みが出ます。しかし、麻酔の方法を誤れば必要以上に痛みが出ることもあるため、歯医者を嫌いになる原因になりやすいです。また、治療内容や治療時間・虫歯の進行度合によって適切な麻酔の量・麻酔の種類・麻酔を打つ位置を変える必要がありますが、これを考慮せず麻酔を打った場合も、治療時に痛みが出てしまう原因になります。
それらを歯科医師が適切に判断し、適切な方法で麻酔を打てば、歯科治療のほとんどの痛みは消失が可能です。また、麻酔注射も打ち方の工夫によりほとんど痛みを感じずに注射が可能になります。
最初に痛いと感じるのは、針が粘膜に刺さるタイミングです。当院は麻酔を打つ前に、針が刺さる場所の粘膜の表面に麻酔を染み込ませた綿を置いて効き目を待ちます。こうすることで最初のチクッと感を軽減します。
当院では麻酔の注射針に35ゲージという極めて細い針を使用しています。太い針よりも細い針の方が痛みを感じにくく、針が細いぶん麻酔液がゆっくり出てくるので、注入感も感じにくくなります。
耳たぶや肘をひねっても痛く感じないように、身体には痛みを感じやすい部分と感じにくい部分があります。当院ではお口の中でも痛みを感じにくく、麻酔がしっかり効く部位への注射を徹底しています。
No.2
歯の治療で出る音は、「甲高い・響きやすい・大きい」ことが多く、治療箇所が自分から見えない分余計に怖く感じます。当院では音への対策として、治療中にイヤホンをつけていただけるようにしており、ご希望の患者様には音楽再生機器の貸し出しも行っています。
ご自身のスマホで音楽や動画を聞いていただいてもかまいませんので、一番リラックスできる状態で治療を受けていただくことができます。
No.3
内科や眼科等の受診とは異なり、歯科医院での治療は最低でも30分程度かかります。その間、治療箇所が見えない状態でお口を開けっぱなしにするのはつらく、不安感を感じることが多いです。
当院では、無理やり治療を進めることも、痛みを感じたまま治療を継続することもありません。どんな治療をするのかしっかり説明をさせていただいたうえで、今から行う治療内容をお声掛けして、それぞれの患者様のペースで治療を進めていきます。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
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