歯並び矯正治療を進めていくうえで、歯を並べるためのスペースを確保するために抜歯が必要なケースもありますが、「抜歯が必要です」と言われると、ためらわれる患者様も少なくないのではないのでしょうか?できるだけ、健康な歯は残しておきたいですよね。
矯正治療の方法によっては、できるだけ抜歯しない選択も可能になります。当院で選択可能な「非抜歯矯正」を2つご紹介いたします。
歯を抜かずに歯並びを整えるうえで大切なのは、歯を並べるためのスペースをどう確保するかです。
例えばこの方の症例ですと、前歯の1つが90度横を向いてしまっています。この歯を正しい場所に移動さる場合、このままだと 青色分のスペース に 緑色分のスペース の歯を入れなくてはなりません。
しかし、このままでは歯に対してスペースが狭すぎるので入るわけがありません。ですので、入り込めるようにスペースを捻出する必要があります。つまり、この「スペースを確保する方法」にいくつかの種類があるということです。
奥歯を口の奥に移動させる方法です。矯正器具の力を使って奥の歯の位置をずらすことで、前方にスペースが確保できます。歯の大きさ分のスペースが確保できたら、歯を正常な場所に収めることができます。
場合によっては親知らずを抜歯する必要がありますが、非抜歯矯正の中では大きくスペースを確保できる方法です。
ストリッピングやIPR(InterProximal enamel Reduction)のほか、ディスキングと呼ばれることもあります。臼歯遠心移動でもスペースが足りず、歯が一般的なサイズよりも大きい場合に、歯を削ることでスペースを作る方法です。1本あたり0.5mm以内で歯を削り、並ぶスペースを作っていきます。
そんなことをして歯は大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、様々な研究がなされており問題がないと言われています。虫歯治療のように、歯の中の象牙質と呼ばれる部分まで削る場合は痛みが出てしまいますが、ストリッピングはエナメル質という歯の一番外側の層のみの範囲で行うので、痛みが出ることはほとんどありません。また、施術した部位も虫歯になりにくいという研究があります。(※1)
※1参考文献
これらの歯を並べる方法を利用して矯正する場合、アライナー矯正(マウスピース矯正)が適しています。全てのアライナー矯正でこの結果が得られるわけではありませんが、当院で使用しているインビザライン®という世界1,200万人の実績があるアライナーは、このような症例をたくさん成功させている矯正装置ですので、実際の症例と合わせながら矯正が可能か事前に判断できます。
ただし、この2つの方法は全ての矯正治療に適応できるものではありません。歯並びや咬み合わせによっては、抜歯を回避することが出来ない場合があったり、抜歯をする矯正のほうが良い結果に繋がる場合もあります。
今回は非抜歯矯正を可能にするための主要な内容のみお伝えしましたが、もっと詳しくお話しできる内容もあります。患者様それぞれに適した矯正治療は多岐に渡りますので、矯正治療をご検討中なら一度当院の無料矯正相談にお越しください。
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