歯と歯の間に隙間があり、歯をあまり見せたくない…という患者様は多くおられます。このような隙間が広い歯並びは「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれ、特に上顎の前歯・一般的にすきっ歯と呼ばれているものは「正中離開(せいちゅうりかい)」と言います。
この正中離開は、遺伝や習慣によりできる場合と、最初は隙間のない歯並びだった方が、歯周病の進行によって歯の隙間が広がってしまう後天的なものもあります。その場合、歯周病を治療したとしても歯並びまで治すことはできません。(※1)
一度隙間が出来てしまうと自然に戻ることはなく、隙間があると汚れを溜めやすくなってしまい、さらに歯周病が悪化してしまう懸念もあります。正中離開を治したいとお考えの患者様は、症状が出ていないうちに治療することをおすすめいたします。
※1 参考文献
歯周疾患の進行に伴って上顎前歯が歯間離開や唇側傾斜などの審美障害を呈することがある.このような症例では,歯周治療により歯周疾患が治癒しても審美障害が残存することがあり,補綴治療だけで改善するには困難な場合がある.
隙間をなくす治療は主に見た目に対する治療とされているため、保険がきかない自由診療となります。代表的な治療は矯正装置を使って隙間を埋めていく方法ですが、「前歯のみの治療にしたい」と思われる方も多いと思います。
前歯だけの治療で有効なのは、隙間の部分に直接樹脂を接着する「ダイレクトボンディング」・隙間を埋める付け爪のようなセラミックを貼り付ける「ラミネートベニア」・歯を削る必要がない「マウスピース矯正」の3種類の方法があります。
空いている隙間を樹脂で埋める治療です。両側の前歯に沿うような形で樹脂を貼り付けるので比較的見た目も自然で、最短1日での治療が可能なので、イベントや祝いの場などで急を要する場合におすすめしています。
早く治療できるのは嬉しい点ですが、少量ではあるものの歯を削る必要がある点や、他の治療法に比べて接着部分が剥がれやすいという欠点もあります。
「付け爪」の要領で歯にセラミックでできた素材を貼り付ける治療です。ダイレクトボンディングよりも天然の歯に近い見た目を実現でき、適応する歯の形であれば違和感がほとんどない仕上がりになります。
ダイレクトボンディングと同様に欠ける・割れるというリスクはあることと、少量ですが歯を削る必要もあります。
主に前歯を動かすことに特化した「インビザラインGo®」という透明なマウスピース矯正による歯列矯正です。一般的な矯正と比べて目立ちにくく、最短半年での矯正が可能です。他の治療法と比較しても、天然歯をそのまま使えることや、メインテナンスをしっかり行うことで長く綺麗な歯列を保つことができるので、長期的に見た目を改善したい方におすすめの治療法です。
このように、正中離開にはいくつかの治療法があり、それぞれに治療期間や方法のメリット・デメリットがあります。
審美的な要素の大きい治療ですので、治療をしないという選択肢ももちろんありますが、治療すべきかどうか・どの治療法が望ましいのか等、ご相談にお越し頂ければしっかりご説明させていただきますので、メリット・デメリットをご理解頂いた上でご判断頂ければと思います
すきっ歯でお悩みでしたら、まずは相談にお越し下さい。
正中離開の治療 | 公開日: 2021/08/02 | 更新日: 2024/12/06 | by
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