歯医者の治療は回数がかさむことも多く、治療の終わりが見えないということもしばしばありました。治療ステップの多い根管治療などは長期間の通院が必要になりますし、長い間歯医者へ通えていなかった方などはたくさんの治療が必要になってしまいます。
短期集中治療とは、「長引く歯医者の治療」をできるだけ少ない回数で行うための治療方法です。
当院では、完全予約制で保険診療であれば30分程度、自由診療であれば45〜60分の時間を確保して治療にあたっておりますが、短期集中治療を選んでいただくことで、2時間〜8時間のまとまった時間で治療を進める事ができます。
注意点として、短期集中治療は「通院回数を大幅に減らす治療」ではありますが、一度で全ての治療が終わるわけではありません。一度に多くの時間を確保してより多くの治療を行う手段であるということをご理解ください。
治療例としては、通常4〜5回かかる歯の根の治療を1回で終わらせたり、複数のむし歯を一度に治療することで、治療回数を減らす事ができます。
詰め物や被せ物は製作期間が必要なため1回で終わらせることはできませんが、これまで数ヶ月かかっていた治療が数週間〜1ヶ月程度で終了すれば、時間的な制約や通院のストレスを大幅に減らすことができます。
つまり、1日で多くの治療を進めることが短期集中歯科治療の目的であり、歯科に通う回数を極めて短くすることで「歯医者が苦手」という方や「忙しくて時間が取れない」という方も治療が受けやすくなるというメリットがあります。
短期集中治療を希望されて来院された場合は、口腔内の検査やレントゲンでの撮影のほか、治療に関するお悩みや質問などもお答えさせていただきます。
治療が必要な箇所の特定、所要時間の計算などを踏まえて短期集中治療の治療計画と費用の算出をさせていただきます。
初診時には治療計画や応急処置を優先して行いますので、すぐに集中治療を始められるわけではありません。
患者様のご要望を伺ったうえで、十分な時間と人員を確保して治療に臨ませていただきます。大幅な時間を確保しての治療になりますので、直前でのキャンセル等は極力控えていただけますようお願いしております。
また、患者様のご要望・状態に合わせて鎮静麻酔を併用した治療もご提案可能です。(次項で説明)
短期集中治療は短い期間で行う替わりに1回の治療時間が数時間にもおよびます。最長で8時間もの間治療を受けられる方もおられます。それによって数時間も口を開けたままにしたり、長い間治療の痛みを感じなければならないことも心配になります。
ですので、短期集中治療にくわえて「静脈内鎮静法」を使った治療をご提案することもあります。静脈内鎮静法は、静脈に鎮静作用のあるお薬を点滴することで、リラックスした状態かつ歯科医師の指示通り口の開閉ができます。
さらに静脈鎮静麻酔には健忘効果があるため多くの方が治療中のやりとりを覚えていなかったり、時間の経過がぼんやりとしているためストレスを感じずに治療を進めることが可能です。
静脈内鎮静法は非常勤の歯科麻酔医の下行うため、全ての治療にこれを使うことは難しいかもしれませんが、痛みを伴う処置(歯を削ったりメスを使う治療等)をまとめて行うことが可能です。通常、短期集中歯科治療で静脈内鎮静法を使用する回数は1回か2回の方が多いです。
短期集中治療を終了された患者様には「予防歯科」をお勧めしております。せっかくの集中治療も、メインテナンスをせず放置してしまうと再度悪くなってしまう可能性が高くなります。
治療後は3〜4ヶ月に一度、30分ほどお越しいただき、痛みを感じる処置が少ない「予防歯科」を受けることで、再治療や再発のリスクを軽減してみてはいかがでしょうか。
悪くなってから何回も通うより、悪くならないように年に3〜4回程度ご利用頂いた方が、時間も痛みも回数も抑えられるかもしれません。治療後は予防歯科をご検討ください。
1回の治療時間 | 治療費用(自由診療) |
---|---|
2時間 | 40,000円(税込44,000円)+治療費 |
4時間 | 80,000円(税込88,000円)+治療費 |
8時間 | 160,000円(税込176,000)+治療費 |
鎮静麻酔一式
※歯科麻酔医を手配した場合 |
100,000円〜200,000円 (税込110,000円〜220,000円) ※内容に応じてお見積りします |
セカンドオピニオンとは、今かかっている主治医以外の医師から第二の意見を求めることです(現在かかっている主治医からの診断をファーストオピニオンといいます)。歯科治療に限らず、どんな治療においても、担当医と患者様やそのご家族が十分に話し合い、納得した上で治療を進めることが大切ですが、内容によっては他の医師の意見も聞きたいと思う場合があります。そういった際は、セカンドオピニオンを受けることを検討してもいいかもしれません。
ただし前述した通り、セカンドオピニオンの正しい意味としては現在の主治医以外から治療方針や治療計画の説明等に関して「第二の意見」を聞くことです。例えば、今通っている医院に不満があるため、他の医院に変えるのは、セカンドオピニオンではなく「転医」や「転院」という方が正しいです。
もしセカンドオピニオンを希望されるのであれば、まず現在かかっている医院の担当医師に、その旨をお伝えください。担当医師に対して後ろめたさを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも治療の目的は、ご自身が抱えている症状を改善することです。より良い結果を出すために、様々な意見を聞くことは決して悪いことではありません。
セカンドオピニオンを受ける意思があるのならば、その旨を担当医にしっかりと伝えて、紹介状をかいてもらいましょう。紹介状がなければ、診察料が高くついてしまうこともございますのでご注意ください。 当院ではセカンドオピニオンをお受けしておりますので、お気兼ねなくご相談ください。
メリット |
デメリット |
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●かかりつけの歯科医師からは聞きづらかったことが相談できる可能性がある | ●費用は自己負担(自由診療)となり、治療をしなくても必要 |
●誤診を防止できる可能性がある | ●選択肢が増えることで何が最善なのかわからなくなってしまうことがある |
●他の治療方法がみつかる可能性がある | ●歯科医師の診断がファーストオピオピニオンと同じになることもある |
●自分自身が納得した上で治療が進められる | ●転院を余儀なくされることもある |
セカンドオピニオンは公的健康保険の適用されない自由診療となります。費用は30分5,000円(税込5,500円)です。
保険診療とは、基本的に診療に対して適用されるものであり、「医師(歯科医師)との相談」に対しては適用されません。ですから、セカンドオピニオンとは診療ではなく相談となるため、自由診療扱いとなります。そのため、現在、保険診療で進めている治療であっても、セカンドオピニオンは自由診療で受けることとなります。
また、保険適用で行われる歯科治療は、どこの医院で受診したとしても大きな変化はありません。現在、保険診療を受けていたとしても、セカンドオピニオンでは自由診療も視野に入れていただければ、診断や治療方法の幅を広げてお話させていただけると思います。
セカンドオピニオン後、当院で治療される場合は返金致します
入れ歯治療は保険診療の他に、自由診療で受けられるものがあります。保険診療で作る入れ歯は、保険により費用が抑えられるメリットはありますが、素材や形状を選ぶことができません。そのため、厚みがあるプラスティック素材に違和感を感じるという方も多くおられます。一方で自由診療は、使用できる材料の選択肢が増え、ご自身のお口にぴったり合う入れ歯を複数の選択肢から選ぶことが可能です。保険診療の入れ歯が合わないという方、入れ歯治療で他の素材や形の選択肢がほしいという場合は、お気軽にご相談下さい。
メリット | デメリット |
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●柔らかい材料や、薄い金属など選択肢が豊富 | ●保険診療と比較すると費用が高額になってしまう |
●クラスプなど、見た目が気になる方には配慮も可能 | ●どれだけ精密に作っても、違和感がゼロになることはない |
●歯牙(歯の部分)にもセラミックなど選択が可能 | ●口腔内の環境変化や入れ歯の劣化により、いずれ合わなくなる |
基本的に保険が適用される入れ歯は、アクリルレジンと呼ばれるピンク色の材料が使用されており、人工歯の部分は硬質レジンという素材で作られています。どちらもプラスチックのような素材でできているため耐久性が低く、薄くすると割れてしまう可能性があります。耐久性をあげるためには、入れ歯を厚くする必要があり、しゃべりづらさを感じたり、違和感を感じて不快な思いをされる可能性があります。
また、部分入れ歯は、口を開いた際、クラスプという金具が目立つため、見た目が気になるという方も多いです。クラスプとは入れ歯を固定する針金のようなもので、これをなくすには自由診療の入れ歯を選択して頂く必要があります。
お口の中は、髪の毛のように細いものが入っただけで気になるほどデリケートな作りとなっています。そのため、義歯のように大きなものとなると、その違和感は消すことができません。それでも、少しでも快適な入れ歯と使いたいという気持ちは我々歯科医師もよく理解しています。「これが嫌」「ここを何とかしてほしい」という具体的なご要望がありましたら、それに即した入れ歯やその他の治療法をご提案致します。まずはカウンセリングでじっくり相談して決めて下さい。
「義歯床」と言われる部分を金属で作った義歯です。「床」とは口の粘膜と密着して入れ歯を支えている土台で、入れ歯を安定させる役割を担っています。金属床デンチャーは床が金属でつくられているため、薄くてもレジンより高い強度を出すことができます。入れ歯は厚くすると、滑舌や咀嚼に問題がおきることがあり、薄くなるほど違和感が少なくなります。また、強度だけでなく、温度も伝わりやすいため、食べ物の味を楽しむこともできるようになります。
BPSデンチャーはヨーロッパのリヒテンシュタインで確立されたBPSシステム(Bio-functional Prosthetic System 生体機能的補綴システム)という技術を使ったフルオーダーメイドの精密義歯です。これまでの義歯と大きく違う点は、食べ物を噛んだ際の状態や笑顔のバランスなどデータを徹底的に採取し、あらゆる場面を想定して作られることです。咬み心地やフィット感などの機能性だけでなく、自然な見た目の美しさを追求して作られる入れ歯です。
ノンクラスプデンチャーとは、その名の通り、クラスプ(留め具)がない入れ歯の総称です。入れ歯を目立たせたく無いという方におすすめです。また、柔軟性があり、軽く、薄い素材ですので、使用時の痛みが抑えられるメリットがあります。デメリットとしては、咬合力の強い場合は破損する可能性もあるので、咬み合わせが強い方や、長期的に使用したい方には不向きな義歯です。
入れ歯のお悩みは人それぞれです。見た目がイヤ、使用感がイヤ、手入れがイヤ、違和感が強いなど、人によって入れ歯に対する不満は違います。
ですから、我々歯科医師も「この入れ歯なら間違いない」というものは、はっきりお伝えすることができません。ですからアップル歯科では、患者様個人個人から、どこが嫌なのか、どの程度までなら我慢できるのかなど、細かにヒアリングを重ねた上で、失った歯の本数やご予算を含めて患者様に適した入れ歯を治療をご提案しています。
入れ歯治療に関しては、特にコミュニケーションを重ねることが、患者様にとって良い入れ歯と出会うための大きな手段だと考えています。まずはじっくりお話して、あなたにピッタリの治療を一緒に検討していきましょう。入れ歯のお悩みは、まず相談からはじめましょう。
メタルフリー治療とは、歯の治療において金属を使わず、体に優しいセラミック素材などを用いた治療です。天然歯に近い素材を使用するため、生体親和性が高く、金属アレルギーの予防につながります。また、メタルフリー治療で使用するセラミックは耐久性も見た目の美しさも持ち合わせています。
お口の中の金属が原因となって、全身に発疹が現れるなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。例えば保険適用で使われることが多い銀歯は、金と銀とパラジウムの合金でできており、アレルギー反応を引き起こすことが多い金属の一つと言われています。
そもそも金属アレルギーは、お口の中に金属をいれたらすぐにアレルギー反応が起こるとは限りません。 時間が経つにつれて徐々に溶け出した金属が蓄積されることで、ある日突然症状が現れる場合もあります。治療を行ってから期間が空いてしまうことで、口腔内の金属が原因となってしまっていることに気づかない患者様もいらっしゃいます。
また、銀歯はアレルギーのリスクだけでなく、経年劣化で、歯と銀歯の間にわずかな隙間ができてしまい、そこから細菌が侵入し、むし歯が再発したり、歯周病を引き起こす危険性もあります。
このような症状にお悩みの方、原因がなかなかわからない場合はお口の中の金属を疑ってみてください。
アレルギー物質の特定方法は、皮膚科でパッチテストを受診し、該当の金属が口腔内にあるかどうかを歯科医師におたずね頂くと概ねわかります。(施術した医院でなければ詳しい金属の含有量まではわからない場合もあります)
アマルガムとは、銀、錫、銅、亜鉛、水銀からできている合金です。その中でも約50%を水銀が占めているため、人体にとって有害な材料とも言われています。保険治療で使用されているため、以前は広く普及していましたが、近年では使用量が減少しているようです。
金銀パラジウム合金とは、金・銀・銅・亜鉛・イリジウム・インジウム・すずなど重金属を含んだ金属です。長期間、口の中に入れていると金属成分が溶け出す可能性があり、歯茎の変色につながります。
メタルフリー治療を希望される方は、金属アレルギーの疑いがある方だけではなく、金属アレルギーを予防したい方、見た目を気にされる方、むし歯や歯周病のリスクを下げたい方など様々な理由があります。当院としましては、セラミックを使ったメタルフリー治療は、予防的・審美的観点からも推奨できる治療であると思います。ですから、どんな理由でも構いません。美しく、健康的になるための治療ですので、お気軽にお申し付け下さい。
一方で、メタルフリー治療をされる方がご心配されるのが、費用や強度です。強度に関しては、最近ではジルコニアセラミックという、セラミックよりも硬い素材が使用可能になりましたが、費用に関しては実際いくらかかるのか、ご心配な方も多くおられます。当院では、治療前にお見積りをお出しいていますので、費用的にもじっくりお考えいただいてから決めていただくことができます。お支払い方法や費用を抑える手段などもご相談にのりますので、お気軽にご相談下さい。
端的に言えば歯髄(歯の神経)を残す治療法です。むし歯が神経に達してしまうほど進行している場合、神経を抜く必要があります。これを抜髄(ばつずい)といいます。リスクとしては、神経を露出させるためにむし歯を削るので、歯質が減るため、神経が残っている歯と比べるとどうしても耐久性が下がるため、咬む力に歯が耐えきれずに割れやすくなってしまいます。
また、歯髄には血管も含まれているため、血液供給も遮断されます。そうなると水分を失った枯れ木とが簡単に折れてしまうのと同じように、歯も割れやすくなります。逆に、神経を残した歯は、取り除いた歯よりも歯質が丈夫です。
つまり歯の神経は残すことに越したことはありません。さらに、知覚が無い状態なので、むし歯が再発ししていたとしても痛みがなく、気付きにくくなってしまいます。このようなリスクを回避するための治療が、歯髄温存療法です。繁殖した細菌が根管部まで達している場合でも、感染した歯髄のみを取り除きます。
MTAセメントとは、生体親和性が高く、封鎖性、抗菌性の3つを併せ持っている歯科材料です。このMTAセメントを歯髄温存療法に用いることで、歯の神経を残すことができる場合があります。
むし歯を取り除いた部分をこのMTAセメントを封鎖すると、神経が生活反応を残したまま(生きたまま)保存すことが可能です。
しかし、全ての根幹治療において適応できるわけではなく、治療の前には必ず、患者様に精密検査を受けていただき、むし歯を除去した後に適切かどうかの判断させていただきます。
前項で述べたとおり、生活歯(歯の神経がある歯)と失活歯(歯髄を失った歯)では歯の寿命や耐久性、細菌感染に対する抵抗力が大きく異なります。そのため、当院では患者様の天然歯をできる限り残したいと考えております。近頃では、MTAセメントによる歯髄温存治療を希望される方も増えてきていますが、どんなケースでも有効というわけではございません。
まずはむし歯を削り、除去して状態を把握する必要があります。場合によっては、歯髄を残すことができない可能性もございます。「自分の歯は今どんな状態なのか知りたい」「できる限り歯を残したい」「痛みをなんとかしてほしい・・・」などといった、お悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
MTAによる治療は、実際にはむし歯を取った後でなければわかりません。しかし、一つの目安として、ご自身に自発痛があるのか無いのかが、神経を残せるかどうかの基準となります。自発痛とは、「じっとしていても痛い」ときの痛みです。
自発痛の症状があるということは、むし歯が悪化して神経まで達している可能性が高い状態です。残念ながら自発痛をおぼる程度まで進行していると、神経を取る処置が必要になることが多く、MTAセメントを用いた治療は難しい言えます。そのため、「MTAがあれば大丈夫」とご自身で判断なさらずに、歯に痛みや違和感を感じたらなるべくお早めにご相談下さい。
虫歯を除去した歯です。
ピンク色の点に見える部分が、神経の露出した部分です。
神経を覆うようにMTAを詰めていきます。(白い材料がMTAです。)
セラミックの詰め物をセットして、治療完了です。
治療の内容 | MTAを使った歯髄温存療法とセラミックインレーの治療 |
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期間・回数 | 3週間/3回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 自由診療: 歯髄温存療法 50,000円 (税込 55,000円) セラミックインレー1歯 45,000円 (税込 49,500円) 合計104,500円(税込) |
リスク・副作用 |
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天然歯に近い構造の人工歯根を使った欠損補綴
アップル歯科にお任せください。当院理事長はICOIインプラント学会専門医・指導医で、インプラントを担当する歯科医師は全て特別なトレーニングを積んでいます。
インプラントは | ストローマンインプラントを中心に、ノーベル・バイオケア、オステムなど、様々なメーカーのインプラントに対応しています |
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費用は | 34万〜49万円(税込37万4,000〜53万9,000円) |
骨が少ない方 | 骨造成を得意としていますので、あらゆる方への治療が可能です |
インプラント相談は | 無料相談も承ります。まずはお気軽に相談から。 |
場所は | 南海なんば駅E9出口から徒歩1分、各線難波駅から徒歩5分程度で通院に便利です |
ご予約は | お電話もしくはWEB予約(初めての方専用)からお待ちしております |
インプラント治療とは、歯を失った後の治療法の一つで、歯の根の代わりに金属(チタン)製の人工歯根を埋入し、その上に被せ物を被せる治療法です。他の欠損補綴(ブリッジ・入れ歯)に比べて、見た目や使用感が天然歯に近く、他の歯に与える影響も少ないことから、残った歯を大事にしたいという方から特に選ばれることの多い治療です。
インプラントが他の欠損補綴と大きく違うのは、その構造です。入れ歯やブリッジは、周囲の歯や組織を支えにして成り立っているのに対し、インプラントは天然の歯と同じく1本で独立して人工歯として機能しています。ですから、治療に際して周りの歯を削ったり、負担をかけることがありません。
天然歯との違いは、神経が通っていないこと、歯のようにしなりがないこと、歯根膜という歯と骨の間のクッションがないことなどが挙げられますが、天然歯と同じように使用・清掃することができ、治療後の違和感も他の治療に比べて極めて少ない治療と言えます。
抜歯が必要になった場合や、歯が抜けてしまった場合の治療において、インプラント治療は以下のようなご要望の患者様によく選ばれている治療です。
自分には、どの治療が適しているのか、インプラントが適応可能なのか、インプラントについて知りたいことがあれば、お気軽にカウンセリングを受診ください。アップル歯科はあなたに適した治療を一緒に考える歯科医院です。
当院の最大の特徴はカウンセリングです。どんな治療計画か、メリット・デメリット・リスク、期間や費用のこと、しっかり話し合い、ご説明し、納得頂いた上で治療に臨みます。
インプラント治療を主に担当する理事長の吉見は日本インプラント学会の専修医、院長の林は口腔外科出身と、それぞれ外科処置に特化した技術と知識を有し、現在も研鑽を続けています。
歯科用CTや特別診察室、滅菌システムなど、インプラント治療を安全に行うための設備を整えています。CTを使った治療計画で治療前に事前にシミュレーションを行った上で治療にあたります。
当院の歯科医師は法人全体でインプラントメーカーにご協力いただき、講師を招いた上で特別な訓練を受け、インプラント治療にあたります。そのため、ほぼすべての歯科医師がインプラントの技術や知識を有しています。
その中でも、一般的には難しいとされる難症例や、特殊な骨造成が必要な治療、骨が薄くて治療が困難な前歯の治療等に関しては、理事長の吉見、もしくは院長の林が担当いたします。また、全てのインプラント治療の治療計画は理事長の吉見が監修しています。
理事長 吉見のインプラントライセンス
年別 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埋入本数 | 27本 | 55本 | 50本 | 135本 | 191本 | 217本 | 479本 | 558本 | 426本 | 319本 | 389本 | 466本 | 453本 | 525本 | 488本 | 482本 | 546本 | 529本 | 814本 | 719本 |
合計 7,868本 |
ひと昔前、インプラント治療は悪い方向で注目されたことがありました。相次ぐ手術の失敗やインプラントの使い回しなど、悪いニュースがインプラント治療の印象を悪くしてしまいました。
確かに、インプラント治療は外科手術を伴う治療ですので、リスクがないわけではありません。しかし、ニュースで問題になったケースなどは、我々歯科医師からすると、「ミス」以前に医療従事者としての倫理観が不足していたものであると考えています。 しかし、インプラント治療はしっかり手順や技術を学び、資料を揃えて診査・診断、治療計画をしっかり立てて治療すれば、患者様にとってとても意義のある治療方法の一つであると言えます。。
インプラント治療は、30年以上前の臨床成績(1990年・Adelの報告)でも10年成功率が上顎で81%、下顎で95%、インプラントメーカーがの報告(ノーベル・バイオケア 表面性状の有効性における2001〜2011の生存率)では、上顎97.90%、下顎97.8%という高い臨床成績を残しています。
このように、インプラント治療自体は臨床成績も高く、危険な治療ではありません。むしろきちんと検査・診断・滅菌・治療計画等を行っている医院を選ぶことが重要なのです。当院では、インプラント治療の前に精密な検査をして治療計画を立て、それを患者様に説明して納得頂いた上で、細心の注意を払って治療に臨むことをお約束します。
下記費用には手術代・抜糸代・被せ物代・仮歯代・麻酔代が含まれています
インプラント治療は公的医療保険適用外の自由診療です
アップル歯科クリニックではお支払回数に応じて3つの分割プランを選べます。
支払回数10回まで(均等分割)
金利0円
デンタルローン等を契約せず、医院で分割・お支払いをするプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数20回まで(均等分割)
金利0円
金利0円でお得にデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数120回まで
実質年率3.2%
ゆとりあるお支払回数でデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料が発生いたします。
その他にも、お手持ちのクレジットカードによる分割払いも可能です。分割手数料等についてはカード会社にお問い合わせください。
あなたに合った矯正装置をご提案します。
歯の表面にマルチブラケットという突起を貼り付け、そこにワイヤーを通すことで歯に矯正力をかける矯正です。現在、日本で最も症例実績の多い矯正装置です。
ブラケットとワイヤーを歯の裏側に付ける装置です。見た目では矯正装置が見えないというメリットの反面、発音に影響が出たり痛みが強い場合などもあります。
表をすべて見るには→へスワイプ
装置の種類 | マウスピース矯正 | マルチブラケット矯正 | 舌側矯正 |
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正面観 | よく見ると薄いマウスピースがあります |
ブラケットは透明ですが、近くで見るとやや目立ちます |
正面からは何も見えません |
治療期間 | 2年~3年 (部分タイプは6ヶ月〜1年) |
1.5年~3年 | 2年~3.5年 |
痛み・違和感 | + | ++ | +++ |
メリット |
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デメリット |
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費用 | 部分:400,000円〜500,000円(税込440,000円〜550,000円) 全顎:600,000円〜850,000円 税込660,000円〜935,000円 ※トータルフィー |
720,000円(税込792,000円) ※別途調整料5,000円(月1〜2回) 税込5,500円 |
両顎:1,400,000円(税込1,540,000円) コンビネーション1,100,000円(税込1,210,000円) ※別途調整料5,000円(月1〜2回) 税込5,500円 |
矯正装置は、選択肢があるものの「適応症例」というものがあります。つまり、不正咬合の種類や状態によっては、希望しても出来ないものや、咬み合わせごとの向き不向きもございます。
また、例えば治療期間が半年程度長くなるなどのデメリットがあった場合でも、患者様にとっては「目立たないこと」の方が重要であったり、その逆も考えられます。ですから、矯正装置を決める際はどの治療法が自分にとって適切なのか、しっかり見極める必要があります。
なんばアップル歯科では、患者様のご要望を伺った上でその治療が可能かどうか、そしてその他に方法はないかなど、複数の選択肢をメリット・デメリットを含めてご説明いたします。歯並びを治療したいというお考えは、見た目だけでなくお口の健康にとってとても大切なことです。そして矯正治療中の数年間も大切な人生の一部です。当院ではそんな矯正治療中から矯正治療後まで、患者様の思いを尊重しながら歯科医師としてきちんとアドバイスができる、そんな治療を心がけて矯正治療にあたります。
下記にない矯正装置も取扱っております。ご相談下さい。
矯正治療は公的医療保険が適用されない自由診療です
全顎矯正歯を並べ、咬み合わせを整えるが難しい症例の場合は、歯の動きを細かにコントロールする必要があるため、お見積り時3万3,000円〜33万円(税込)の難加算をさせていただくことがあります。
アップル歯科クリニックではお支払回数に応じて3つの分割プランを選べます。
支払回数10回まで(均等分割)
金利0円
デンタルローン等を契約せず、医院で分割・お支払いをするプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数20回まで(均等分割)
金利0円
金利0円でお得にデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数120回まで
実質年率3.2%
ゆとりあるお支払回数でデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料が発生いたします。
その他にも、お手持ちのクレジットカードによる分割払いも可能です。分割手数料等についてはカード会社にお問い合わせください。
歯が抜けた・抜歯したあとには、一部の歯(親知らずや一番奥の歯)を除いて、必ず治療が必要です。これは、歯が28本(親知らずを除く)あり、この内一本かけることで、咬み合わせが変わってしまい、他の歯に悪影響を与えるためです。具体的にいうと、例えば上顎の前から4番目の歯が抜けたとすると、その歯と隣り合っていた3番目の歯と5番目の歯は片方の支えを失います。
するとこの3番目の歯と5番目の歯はスペースのある方へ移動を始めるのです。更に、4番目の歯と噛み合っていた下顎の4番目と5番目の歯は、噛み合う相手をなくして上に伸びはじめてしまいます。こうして、支えを失い傾いてしまったり、上に伸びて歯根が短くなってしまった歯はもろくなり、抜けやすくなのです。このような歯の移動を防ぐためにも「欠損補綴」という、歯が抜けたあとの治療が必要なのです。
欠損補綴には、主に3つの選択肢があります。これら全てが全ての患者様に適応するわけではありませんが、適合する治療の中から患者様が希望される治療、こちらが良いと思う治療をご提案し、カウンセリングで相談の上決定していただきます。
人工歯根に歯を被せる治療です。歯根の上に歯冠を被せるという、構造的にも天然の歯に近い治療です。
メリット抜けた部分にクラスプという針金や、義歯床という土台部分を粘膜に密着させて固定させる治療です。
メリット架工義歯とも呼ばれる様に、主に両側の天然歯を削って台座にし、欠損部を橋のように架ける治療です。
メリット欠損補綴 | インプラント | 入れ歯 | ブリッジ |
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見た目 | 良い | 悪い | どちらもある |
治療期間 | 2〜6ヶ月 | 1ヶ月強 | 1〜2ヶ月 |
難易度 | 中 | 低 | 低 |
保険適用 | 不可 | 可 | 可 |
それぞれの治療にはそれぞれベネフィットもあればリスクもあります。どの治療があなたにとって適切かは、患者様ごとの希望や要望、生活スタイルや予算によって異なります。欠損補綴はこれからの人生の食事やコミュニケーションに大きく関わる治療ですので、じっくりカウンセリングで話し合って決めましょう。
下記費用は自由診療で選択可能な補綴物です。保険適用可能な詰め物は、パラジウム(銀歯)・コンポジットレジン(樹脂)となり、治療の費用は加入保険により自己負担額が異なります。
種類 | 説明 | 料金 |
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ゴールドインレー |
金合金で作る詰め物です。金は人体との親和性が高くアレルギーも起こりにくく、適度な柔軟性と強度から割れにくく外れにくい詰め物です。また、腐食もせず隙間もできにくいことから、2時カリエス(むし歯の再発)予防にも適した詰め物です。 治療期間の例…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
80,000円 税込88,000円 (金相場による変動有り) |
セラミックインレー |
セラミック(陶磁器)で作る詰め物です。陶磁器と言っても食器や陶器とは比べ物にならない強度を持っているため、簡単には割れません。また、歯の色と色調や模様を合わせることができるため、天然の歯に近い風合いを出すことができる、審美性と耐久性を併せ持つ詰め物です。 治療期間…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
55,000円 税込60,500円 |
セラミックアンレー |
セラミック(陶磁器)で作る歯の上部または咬合面全体を覆うような大きな詰め物です。陶磁器と言っても食器や陶器とは比べ物にならない強度を持っているため、簡単には割れません。また、歯の色と色調や模様を合わせることができるため、天然の歯に近い風合いを出すことができる、審美性と耐久性を併せ持つ詰め物です。 治療期間…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
65,000円 税込71,500円 |
下記費用は自由診療で選択可能な補綴物です。保険適用可能な詰め物は、パラジウム(銀歯)・CAD&CAM冠(強化樹脂)となり、治療の費用は加入保険により自己負担額が異なります。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
ゴールドクラウン |
金合金で作る詰め物です。金は人体との親和性が高くアレルギーも起こりにくく、適度な柔軟性と強度から割れにくく外れにくい詰め物です。また、腐食もせず隙間もできにくいことから、2時カリエス(むし歯の再発)予防にも適した詰め物です。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
160,000円 税込176,000円 (金相場による変動有り) |
メタルボンドクラウン |
セラミック(陶磁器)の歯に金属を裏打ちした被せ物です。セラミックの審美性・清掃性に加え、金属によって強度を補完した補綴物で、見た目に良く耐久性の高い被せ物と言えます。ただし、内側に金属がある分、透過性が低く、オールセラミックほどの審美性は望めません。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
100,000円 税込110,000円 |
E-maxセラミッククラウン |
E-maxという、二ケイ酸リチウムガラスを主成分とする新しいセラミック素材でできたクラウンです。審美性・強度とも優れたセラミックで、歯の色と色調や模様を合わせることができるため、天然の歯に近い風合いを出すことができます。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
120,000円 税込132,000円 |
オールセラミックジルコニアクラウン |
セラミックにジルコニアという人工ダイヤモンドを裏打ちしたクラウンです。白い補綴物の中では最も強度に優れ、食いしばりが強い方や咬合力のかかる臼歯にも使用可能なセラミッククラウンです。歯の色と色調や模様を合わせることができるため、天然の歯に近い風合いを出すことができる審美性にも優れた被せ物です。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
130,000円 税込143,000円 |
プレミアムジルコニアクラウン |
オールセラミックジルコニアクラウンの審美性を高めたクラウンです。特別なデンタルラボで作成する、職人技を駆使するこだわりの被せ物です。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
160,000円 税込176,000円 |
フルマウス加算 |
複数歯の治療で、咬み合わせを考えて治療計画が必要な場合の難加算の費用です。時間をかけて、しっかり噛み合う咬合を作ります。 | 治療費の10%〜20% |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
ラミネートベニア |
歯の表面を薄く削り、セラミック(陶磁器)で作った薄いシェルを付け爪のように歯に貼り合わせることで、主に審美性を高めたり・見た目を改善するために使用する補綴物治療です。 治療期間…2週間程度、治療回数…3回 |
120,000円 税込132,000円 |
仮歯 |
治療途中の歯を守ったり、見た目の悪さを軽減する他、咬み合わせの改善の為に使用することもある一時的な仮の歯です。
リスク・副作用 |
1歯2,000円 税込2,200円 |
プロビジョナル |
詰め物やかぶせ物が入るまでの最後の工程に入れる精密な仮歯です。最終補綴物に近い形態で作成することにより、詰め物や被せ物の最終形態に問題がないかを探るために使用します。 リスク・副作用 |
1歯10,000円 税込11,000円 |
ファイバーコア |
ガラス繊維強化樹脂を使ったコア(歯の土台)です。透過性と弾力性があり、オールセラミックの歯と合わせるとより審美性が高まります。金属アレルギーの方にも有効です。
リスク・副作用 |
1歯15,000円 税込16,500円 |
ゴールドコア |
金を使ったのコアです。金特有の柔軟性があり、錆びずに溶け出しにくく、人体への親和性が高いためアレルギーも少ないコアです。
リスク・副作用 |
1歯20,000円 税込22,000円 |
歯を失い、インプラント治療をしたいけど「骨が足りない」と言われて諦めてしまう方もおられるようです。この「骨が足りない」というのは、大きく分けて2種類あります。
一つは、元々顎の骨が薄い方。これは遺伝や個人差にもよりますが、特に前歯の治療などのは顎の骨が薄く、一般的にはインプラント治療においても難しい症例として挙げられます。
もう一つは、抜歯後の放置期間がながく痩せていしまったり、むし歯の菌が歯槽骨にまで影響を与え、骨吸収が起こってしまった場合などです。
しかし、実は骨が薄い方や、歯槽骨が痩せてしまった方でも、人工的に骨を作ることでインプラント治療が可能になることもあります。アップル歯科はこの骨造成を得意としています。
骨の不足によりインプラントを入れても露出してしまう場合、人工の骨補填材や自家骨を入れて人工の膜(メンブレン)で覆い、骨量が再生されるのを待つため免荷期間を人それぞれ異なりますが4〜6ヶ月置きます。
STEP1
骨が足りない部分に骨補填材(または自家骨)を詰めて、メンブレンという膜で覆います。
STEP2
剥離した歯肉を縫い合わせ、4〜6ヶ月間で十分な骨量となりインプラントを固定できます。
上顎の上には上顎洞という空洞があり、この空洞によりインプラントを埋入するための骨量がない場合の骨造成法の一つです。上顎洞の下から専用の器具を使いシュナイダー膜を持ち上げながら骨補填材を入れ、そこにインプラントを埋入する方法です。
約4〜6ヶ月程度で骨ができて、インプラントも結合します。
STEP1
顎の骨量が少なく上顎洞までの距離が短い状態で、インプラントを埋入する十分な距離が確保できない状態です。
STEP2
抜歯窩(歯があった穴)からアプローチして、上顎洞を持ち上げ、骨補填材(or自家骨)を入れます。
STEP3
同時に、骨補填材(or自家骨)を入れたところにインプラントを埋入します。
STEP4
4〜6ヶ月の免荷期間をおくことで十分に骨ができます。その後歯肉からインプラントの先端部分を露出させ、被せ物をします。
上顎の上には上顎洞という空洞があり、この空洞によりインプラントを埋入するための骨量がない場合の骨造成法の一つです。上顎洞の横から歯肉をめくり、シュナイダー膜という上顎洞の膜を持ち上げ、その下に骨補填材を入れて半年程度骨ができるのを待ちます。
条件が悪くない限り、同時にインプラントも埋入します。
STEP1
口腔内から上顎洞の横から切開し、顎の骨に骨窓という穴を空け、シュナイダー膜を傷つけないように剥がしていきます。
STEP2
シュナイダー膜を上に押し上げ、インプラントが十分に埋入できるスペースを確保し、骨補填材(or自家骨)を入れます。
STEP3
骨窓を閉じて剥離した歯肉を閉じます。条件がよほど悪くない限り、同時にインプラントを埋入することが多いです。
STEP4
約半年程度免荷期間をおくことで十分に骨ができます。その後歯肉からインプラントの先端部分を露出させ、被せ物をします。
自分の場合もインプラントできる?
ここでご説明している骨造成は、よく行うことがある代表的な3つの骨造成です。もちろんその他にも、症例や状態に応じた骨造成を行っていますので、「自分の状態でもインプラント治療ができるか」とご心配な方は、お気軽にご相談下さい。
また、当院ではインプラント治療の前に、必ず歯科用CTを撮影させていただいております。骨造成を行う際は、CTを見ながら「なぜこの治療が必要なのか」「どのような処置を行うのか」ご自身の3D画像を使ってご説明させていだきます。
「骨が少ない」「骨が足りない」とインプラントを諦めていた方も、お気軽にご相談にお越し下さい。
インプラント治療は、10年生存率(治療後10年経過時に残っているかどうか)90%以上という、非常に治療予後の良い治療です(※1)。
しかしながら、100%骨とインプラントが結合するというものではありません。中には、インプラントが骨と結合せずに脱落してしまったり、埋入後にインプラント周囲炎という歯周病のような状態になってしまい、撤去を余儀なくされることもあります。
インプラントが成功に至らない理由として、患者様側の原因や全身疾患の問題が考えられます。喫煙・セルフケア不足・飲酒等、少しの我慢ができないためにせっかく治療に費やした費用や時間を無駄にしてしまうことになったり、何らかの病気を患っている場合は医科の先生との連携が必要になることもあります。インプラント治療が始まりましたら、少しの間だけ歯科医師のアドバイスに耳を傾けて下さい。ほんの少しの我慢や努力が、あなたの5年後・10年後のお口の状態をよくする要因となります。
※1)Kaplan-Meier法で算出した上部構造装着後のインプラント体10年生存率は,上顎で96.4%,下顎で94.0%で,埋入部位による差はなかった。
セルフケア不良
歯垢や歯石は様々な歯科治療における大敵です。インプラント埋入時に歯垢・歯石が残っていると、そこからバイキンが入り、炎症が起こることもあります。インプラント治療前には、歯科衛生士がきちんと歯垢や歯石を除去し、キレイな口腔内になった状態で治療に臨みますので、患者様もご自宅でしっかりセルフケアに臨むよう心がけて下さい。
喫煙
喫煙はインプラント治療における最大のリスクファクターと言っても過言ではりません。タバコの煙は血流の阻害したり、酸素上手く組織に供給できなういしたり、新しい細胞の増殖を抑制することで骨との結合を邪魔したり、細菌に対する免疫力の低下・歯垢や歯石の付着にって炎症を圧下させることもあります。理想は禁煙ですが、それが無理な場合はひとまず歯科医師が指示した期間だけでも、おタバコを止める努力をしてみて下さい。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしり・食いしばりはインプラントや上部構造に物理的なストレスを与えます。結果、インプラントが脱落したり、逆に生活しが割れることもあります。とはいえ、歯ぎしりや食いしばりや、特に就寝時に多く、気をつけても回避できるものではありません。歯ぎしりの強い方はナイトガード(マウスピース)等を使用するなど、歯を物理的な破損から守る努力をしましょう。
骨の病気(骨粗鬆症)
インプラントは、チタン製の金属を骨と結合させる治療法です。そのため、骨が柔らかい人、骨量が少ない人の場合はインプラントがしっかり生着しない場合があります。特に骨粗鬆症を患っておられる方の場合、インプラント治療ができないというわけではありませんが、ビスホスホネート製剤とお薬を服用中の方は顎骨壊死の発症リスクが高まるため、インプラント治療を行う際は処方を止めてもらなど、医科の担当医との連携が必要となります。
歯科医師に非協力的な方
インプラント治療時、歯科医師からはある程度のお願いを致します。「お薬を飲んで下さい」「タバコは我慢して下さい」「お酒は飲まないで下さい」「傷口を強くブラッシングしないで下さい」等。些細なお願いですが、実はこれがとても需要なことなのです。歯科医師からのアドバイスを守っていただくことが、あなたのお口の5年先、10年先の健康にまで関わります。治療後は、お願いをまとめたご案内をお渡しします。ご協力いただけますようお願い致します。
糖尿病を患っている方
糖尿病を患っている場合、傷の治りが遅くなったり、細菌による感染症を起こしやすい場合があります。そのため、インプラント治療を受ける際には、HbA1cという血管の中でヘモグロビンがブドウ糖と結合したものを表す数値を7.0未満にコントロールする必要があります。糖尿病の方でインプラント治療をご検討される場合は、医科の先生と連携を取りながら、治療を進める必要があります。
その他全身疾患を患っている方
その他にも、極度に血が止まりにくい病気や、ステロイドによる長期治療を行っている方、重度の全身疾患を患っている方は、事前に担当医にお知らせ下さい。医科の先生と協力することで治療が可能であれば、こちらからお伺いを立てることも可能です。最も怖いのは、全身疾患がわかっているのに教えていただけない場合です。術中のトラブル 術後の予後のためにもご自身の病気については事前にお伝えいただけますようお願い致します。
インプラント治療時の留意点
治療方法 | 片顎4〜6本(上顎が6本)のインプラントを埋入し、その上にすべての歯を並べる治療法です。1回の手術で、当日仮歯を付けて変えることができます。 |
---|---|
手術は | 日本口腔インプラント学会専修医の吉見が監修または執刀します。 |
上部構造の種類 | アクリリックレジン…樹脂製の上部構造 チタンフレーム…チタンを裏打ちし、強度をもたせた上部構造 チタン+ジルコニア…チタンで強度をもたせ、審美性の高いジルコニアの歯を並べた上部構造 |
費用 (自由診療) |
下顎205万円〜290万円、上顎290万円〜340万円 (税込下顎225.5万〜319万円、上顎319万〜374万円) |
治療期間 | 3〜6ヶ月、治療回数…5〜7回 |
むし歯や歯周病で多くの歯を失った方への治療の一つで、治療期間と費用を抑える治療として「All-on-4(オール・オン・フォー)という治療があります。これは片顎4本(上顎の場合6本)のインプラントに12本のガム(歯ぐきの部分)付きの歯を並べる治療法です。
総入れ歯やフルマウスインプラント(全部をインプラントにする治療)の場合、通常単短縮歯列と言って片顎12歯で咬み合わせを作ります。通常のインプラント治療でこれを計算するとインプラントブリッジを使っても片顎500万円程度で治療期間は1年前後、となってしまいます。これを入れ歯治療にすると期間は2ヶ月前後で費用は保険で1万円〜自由診療なら70万円程度まで抑えることができる反面、見た目や使用感で満足いかないこともあります。
これをAll-on-4にすることで、治療期間を半年程度、費用もフルマウスインプラントの半額近くに抑える事が可能です。入れ歯のように取り外しの煩わしさもなく、フルハウスインプラントより大幅に費用を抑えられることから、全顎的なインプラント治療の中でも多くの人に選ばれている治療です。
治療種 | All-on-4 | 入れ歯 | フルマウスインプラント |
---|---|---|---|
イメージ | |||
費用(片顎) | 自由診療・200万円前後 | 保険診療1万円前後 自由診療30万〜70万円 |
自由診療・500万円前後 |
治療回数・期間 | 5回(約半年) | 1〜2ヶ月(3〜4回) | 10回以上(約1〜2年) |
見た目 | ☆☆☆☆ | ☆〜☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
咬合回復力 | ☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
費用(片顎) | 自由診療・200万円前後 | 保険診療1万円前後 自由診療30万〜70万円 |
自由診療・500万円前後 |
多くの歯を失ってしまった方にとって、歯医者は通いにくいところかもしれません。「ここまで放っておいて怒られそう」「口の中を見られるのが恥ずかしい」「嫌がられたらどうしよう」など、いろんな心配を抱えてお越しになられます。
しかし私達歯医者は、お口の中がどんな状態であっても、今より良くすることが仕事です。「恥ずかしい」とか「不安」に思う必要はありません。一緒にあなたにとって最良の方法を検討していきましょう。All-on-4は、そんな患者様に対する一つの手段です。アップル歯科では患者様のお口を診て、考えられるあらゆる方法を、メリットもデメリットもリスクも含めてご説明致します。その中から、あなたにとって一番の方法を見つけて下さい。歯を失ってお悩みでしたら、まずは相談から始めましょう。
インプラント治療は公的保険適用外の自由診療です。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
ベーシックプラン |
メーカー:オステム社 アジア人の骨格に合わせて作られたアジア製のインプラントです。 治療期間…2〜6ヶ月、治療回数…4〜7回 |
340,000円 税込374,000円 |
スタンダード 手術代 |
インプラントにおいて世界トップクラスのシェアを誇る「ストローマン」、「ノーベルバイオケア」のいずれかのインプラント体を使用します。いずれも適応できる症例が多く、機能性に優れたものです。患者様の症状や歯の状態に応じて、適したものを選択します。 治療期間…2〜6ヶ月、治療回数…4〜7回 |
410,000円 税込451,000円 |
プレミアム 手術代 |
使用するインプラント体はスタンダードと同様「ストローマン」か「ノーベルバイオケア」のものとなります。被せ物には、見た目が美しい素材のものを使用するため、前歯などの見えやすい場所におすすめである上に、機能性にも優れています。 治療期間…2〜6ヶ月、治療回数…4〜7回 |
440,000円〜490,000円 税込484,000円〜539,000円 ※トータルフィー |
※ベーシックのフィクスチャー及び上部構造には3年、スタンダード・プレミアムのフィクスチャーはメーカーによる生涯保証が付きます。(※1) ※上記費用には検査代・手術代・抜糸代・被せ物代・仮歯代・麻酔代が含まれています。 |
※1)インプラント保証の目安
インプラント + 上部構造 |
手術代 | 合計 | 1〜3年 経過後 |
4年経過後 手術代40% |
5年経過後 手術代50% |
6年経過後 手術代60% |
7年経過後 手術代70% |
8年経過後 手術代80% |
9年経過後 手術代90% |
10年経過後 手術代100% |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベーシック 上部構造3年保証 |
¥140,000 | ¥200,000 | ¥340,000 | ¥0 | ¥220,000 | ¥240,000 | ¥260,000 | ¥280,000 | ¥300,000 | ¥320,000 | ¥340,000 |
スタンダード | ¥210,000 | ¥200,000 | ¥410,000 | ¥0 | ¥80,000 | ¥100,000 | ¥120,000 | ¥140,000 | ¥160,000 | ¥180,000 | ¥200,000 |
プレミアム | ¥240,000〜 ¥290,000 |
¥200,000 | ¥440,000〜 ¥490,000 |
¥0 | ¥80,000 | ¥100,000 | ¥120,000 | ¥140,000 | ¥160,000 | ¥180,000 | ¥200,000 |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
CT検査 |
低被ばくのコーンビームCTにより、歯と顎の骨の状態を3D断層写真で確認するとともに、3D画像上で治療計画を作成します。インプラント治療時は必ずCT画像を撮影致します。 | 10,000円 税込11,000円 |
精密検査 |
口腔内写真・レントゲン・デンタルレントゲン・顎関節パノラマ・模型など、あらゆる資料を採得することで、綿密な治療計画をお作りします。1歯だけではなく口腔内全体・咬み合わせを考えた治療のためにも必要な工程となります。 | 30,000円 税込33,000円 |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
GBR |
骨再生誘導法という、骨が足りない部分に特殊な膜(メンブレン)を使用することで、骨の再生を促す方法です。インプラント治療時の骨量不足を補います。 免荷期間…2〜6ヶ月、治療回数…1回 |
50,000円~100,000円 税込55,000円〜110,000円 |
ソケットリフト |
インプラントを埋入するだけの骨量がない部位に対し、インプラントを埋入する穴から上顎洞を持ち上げながら骨を増やしていく骨造成法です。 免荷期間…2〜6ヶ月、治療回数…1回 |
50,000円 税込55,000円 |
サイナスリフト |
上顎のインプラント手術の際、歯肉の横から切開し、シュナイダー膜という上顎洞の膜を持ち上げ、代用骨を埋めてインプラントを埋入するための骨を作ります。骨の厚みが足りない場合や、多数歯欠損のインプラント手術時に必要な治療です。 免荷期間…2〜6ヶ月、治療回数…1回 |
150,000円~200,000円 税込165,000円〜220,000円 |
骨造成 |
インプラント手術の際に骨が足りない場合に骨を足す処置です。 リスク・副作用 |
100,000円 税込110,000円 |
抜歯即時埋入 |
抜歯後、そのまま抜歯孔にインプラントを埋入する方法です。 リスク・副作用 |
50,000円 税込55,000円 |
ブロック骨移植 |
GBR等では骨が足りない場合、自家骨をブロック状に切り出して移植することでインプラントを埋入する骨を作る移植手術です。 リスク・副作用 |
100,000円~150,000円 税込110,000円〜165,000円 |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
アクリリックレジン (基本) |
片顎に4本もしくは6本のインプラントを埋入し、その上にアクリリックレジンという樹脂で作成した上部構造に歯を並べ、固定する方法です。全顎的な治療が必要な方向けのインプラントを利用した治療です。 治療期間…3〜6ヶ月、治療回数…5〜7回 |
下顎:2,050,000円 税込2,255,000円 |
チタンフレーム |
All-on-4の強化用のオプションで、チタンにより補強した上部構造です。咬み合わせの強い方や食いしばりのある方向けのオプションです。 治療期間…3〜6ヶ月、治療回数…5〜7回 |
上顎:2,900,000円 税込3,190,000円 下顎:2,500,000円 税込2,750,000円 |
チタン+ジルコニア |
All-on-4のオプションで、上部構造をチタンで補強し、並べる歯もジルコニアにより審美性を高めます。 治療期間…3〜6ヶ月、治療回数…5〜7回 |
上顎:3,400,000円 税込3,740,000円 下顎:2,900,000円 税込3,190,000円 |
All-on-4仮歯 |
All-on-4治療の手術後にお口にはいる狩場です。費用は仮歯期間中に壊れてしまった場合の再制作費。2つ目までは無償ですが、3つ目からは費用が必要となります。 | 150,000円 税込165,000円 |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
メタルボンド |
All-on-4の上部構造(歯の部分)をセラミックに金属で裏打ちした補綴です。セラミックの見た目の良さと、金属の耐久性を併せ持つためのオプションです。 | 3,500,000円~4,000,000円 税込3,850,000円〜4,400,000円 |
ジルコニア |
All-on-4の上部構造(歯の部分)をセラミックにジルコニアで裏打ちした補綴です。セラミックの見た目にジルコニアの耐久性を持たせるためのオプションで、メタルボンドより見た目がキレイに仕上がる上部構造となります。 | 4,000,000円~5,000,000円 税込4,400,000円〜5,500,000円 |
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
13時迄
他のエリアでもアップル歯科の治療を受けられます